インプレス『ケータイ白書2005』発刊

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インプレスなど、最新の携帯電話利用動向を解説した書籍「ケータイ白書2005」を発刊(2004年11月29日)

 モバイル・コンテンツ・フォーラム(事務局:東京都渋谷区、座長:東邦 仁虎)と株式会社インプレス(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:塚本 慶一郎、以下「インプレス」)は、最新の携帯電話利用動向を詳細に解説する書籍『ケータイ白書2005』を、12月8日(木)に発刊した。

 3Gやパケット通信定額制(以下「定額制」)の普及、インフラのIP化、番号ポータビリティの導入など、携帯業界は情報サービス(IP接続)が牽引して再編の時期に入り、今後も混沌とした状態が続くと思われる。新規参入の機会が増える一方で、キャリアや既存事業者の舵取りが難しいこの時期、誰でも読める、俯瞰的な資料が必要とされている。

 モバイル・コンテンツ・フォーラムとインプレスは『ケータイ白書2005』発刊にあたり、今後の携帯利用の変化を見るため、携帯インターネットを利用しているアクティブユーザー2300人(*2)を対象に、FeliCa、TV電話などの最新機能と、Web・アプリ・ショッピングなどサービスの利用実態調査を実施した。

 本書では、調査結果を年代別、性別、定額制利用者と非利用者別の分析を軸に250点以上のグラフとしてまとめている。また、各分野の専門家による通信事業者動向や、今後の大容量通信時代に重要な技術、携帯電話をプラットフォームにしたビジネス事業者の現状、海外動向など、新時代に向けた携帯市場のトレンドを幅広く網羅的に分析した解説も掲載している。

『ケータイ白書2005』 注目の調査結果

2006年3月、携帯インターネット利用(携帯IP接続契約者)における3Gの比率は51.4%、定額制比率は20.8%

 2004年9月末現在で、携帯IP接続の3G契約者は2,260万件(*3)、定額制契約者数は238万件(*4)で、携帯IP接続サービスの契約者数7,232万件(*3)のそれぞれ31.3%、3.3%で、2006年3月には、携帯IP接続は7,911万件へ、3Gの比率は51.4%(4,069万件)、定額制比率は20.8%(1,645万件)に達し、モバイル・コンテンツ・フォーラムではこの1年で3Gと定額制への移行が加速すると予測している。また、2005年(1月〜12月)の定額制契約者数の伸びは307%になると予測している。

FeliCa保有者のうち利用経験は33.3%。TV電話機能保有者のうち利用経験は24.5%

 携帯電話の最新機能について聞いた調査では、非接触ICを搭載したFeliCa(フェリカ)の認知度は83.4%と高いものの、搭載機種保有者のうち利用経験があるのは33.3%だった。TV電話機能では、搭載機種保有者のうち「日常的に利用している」と答えたのは1.7%、「時々、利用している」の22.8%と合わせると、24.5%がTV電話機能の利用経験があることがわかりました。TV電話機能非利用者のうち、今後利用したいと回答したのは全体の39.1%にとどまりましたが、10代では男性55.6%、女性50.4%と高い利用意向のあることがわかった。

QRコードの利用率は搭載機種保有者の56.4%

 カメラ機能付き携帯電話の新しい用途として注目されるQRコード(二次元コード)については、対応機種保有者のうち、56.4%が「利用したことがある」と回答。そのうち、86.0%が雑誌メディアから読み取りだった。また、利用者に評価を聞いたところ、「大変便利だと思った」が31.3%、「まあ便利だと思った」の58.0%と合わせると、9割が便利さを感じているという高い評価になった。

定額制利用者の情報サービスの利用経験94.2%、ショッピング経験は50.2%

 携帯によるショッピング経験は、32.4%があると回答された。定額制の利用者と非利用者を比較すると、定額制利用者では50.2%の利用経験があるのに対し、定額制非利用者では28.3%と大差がみられた。また、情報サービスの利用経験は全体の82.0%。定額制利用者では94.2%、定額制非利用者では79.2%が情報サービスの利用経験があると回答している。一方、携帯電話の情報サービスを利用しない人に非利用理由を聞いたところ、25.0%が「パケット料金が高いから」と回答し、定額制が始まったとはいえ、通信料金が情報サービス利用の障壁になっていることがわかった。

番号ポータビリティ導入後は、契約変更予定は17.2%

 2006年から総務省が検討を予定している、通信事業者を変更しても電話番号がそのまま利用できる「番号ポータビリティ」制度についての意識も聞いている。番号ポータビリティ導入後、通信事業者を「替えると思う」と回答した人は17.2%に上ります。「替えないと思う」が36.0%、「わからない」とする人が46.8%という結果になり、今後この「わからない」とする人の態度が決まることによって市場に大きな変化が起こることも予想される。

(*1)本書アクティブユーザー調査より(調査時期2004年10月、携帯電話によるアンケート)
(*2)調査会社の携帯電話アンケートパネルを主に利用
(*3)社団法人電気通信事業者協会発表
(*4)各社資料を参考にモバイル・コンテンツ・フォーラムで推計

《参考資料》

「ケータイ白書2005」概要

監修:モバイル・コンテンツ・フォーラム
発売日:2004年12月8日
仕様:A4変型判/本文336ページ
定価:7,140円(税込み)
発行:株式会社インプレス
詳細:http://internet.impress.co.jp/books/2048/

※独自調査データのグラフ画像(GIF形式)全274点を収録したCD−ROM付属。収録データは、出所を明記すれば、個人のレポートや社内文書、社外へのプレゼンテーションなどに自由にご利用できる。

モバイル・コンテンツ・フォーラム 概要

~『ケータイ白書2005』監修~
●設立:1999年4月
●座長:東邦仁虎
●概要:モバイル・コンテンツ・フォーラム(略称:MCF)は、モバイルビジネス環境活性化のため、モバイルコンテンツプロバイダー、キャリア、メーカー等の企業が参加して1999年に設立された業界団体。会員者数192社(2004年9月20日現在)。
●所在地:〒150−0011 東京都渋谷区東3−22−8 サワダビル4F
●URL:http://www.mcf.to/

株式会社インプレス 概要

~『ケータイ白書2005』発行~
●設立:2000年10月
●代表取締役社長:塚本慶一郎
●事業内容:IT関連出版メディア事業、およびデジタルメディア事業
●所在地:東京都千代田区三番町20番地
●URL:http://www.impress.co.jp/

【関連リンク】
モバイル・コンテンツ・フォーラム ホームページ
http://www.mcf.to/mcf.html
株式会社インプレス 本件に関するリリース

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