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毎年全米のインディペンデント書店が集い、情報交換をする Winter Institute の会員に対し、全米書店協会(American Booksellers Association、以下ABA)のオレン・テイチャー(Oren Teicher)CEOから昨年の状況についての報告があったと業界紙パブリッシャーズ・ウィークリーが伝えている。
ABA会員のインディペンデント書店での売上は、前年比で5%伸びた。さらにABAが提供するインディー書店向けオンライン書籍販売サービス IndieCommerce を利用しているインディー書店では前年比10%の伸びが報告されており、全体で見ると、この5年で7.5%の売り上げ増があったという。
この伸びは、ABAの会員書店が95店舗増えたことによるところが大きい。新店舗にはミステリー専門書店、児童書書店、コミュニティー協同組合運営の書店の他に、既存書店の姉妹店も含まれる。
一方で、書店チェーンのバーンズ&ノーブルでも、ようやく2017年年末商戦の売り上げ成績が前年比を4%ほど上まわったと報告されている。
参考リンク
American Booksellers Associationのオレン・テイチャー会長からの手紙
https://www.bookweb.org/news/letter-aba-ceo-oren-teicher-109538
パブリッシャーズ・ウィークリーの記事
https://www.publishersweekly.com/pw/by-topic/industry-news/bookselling/article/79027-sales-at-indies-up-5-in-2018-as-aba-adds-95-stores.html