全米書店協会がオンライン書店サイトをアップグレード

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 全米からインディー書店が毎冬に集い、対アマゾン策を発表し合う「ウィンター・インスティチュート」で、全米書店協会(American Booksellers Association、以下ABA)の理事会メンバー2書店が、全米書店協会が展開するサイト IndieBound.org におけるEブックの売り上げ向上にはどうすればいいかを問うた一幕があったが、5カ月後になって、Electric Literature や Literary Hub などの電子雑誌を立ち上げたアンディー・ハンター氏から回答があった模様だ。

 ABAの利用客向けウェブサイトは、これまでグーグル・ブックスなどと提携したものの、なかなか成果を上げられずにいたが、ハンター側から「Bookshop」という、スマホでもアマゾン同様にワンクリックでオーダーが完了できるインディー書店のためのウェブサイトが提案された、と業界誌パブリッシャーズ・ウィークリーが報じている。

 この発表以来、グローブ・アトランティック社のモーガン・エントレキンや、ハーストのウィル・ハースト会長らからの投資も集まり、ホールセラーのイングラムをパートナーに迎え、来年1月にサイトをローンチする運びとなった。ただし、Eブックは扱わず、紙の本とオーディオ版を売ることになる。ディスカウント率ではアマゾンと競合せず、上限は10%引きとなる。郵送料に関しても、どこまで無料にするかの線引きも模索している模様。

参考リンク

パブリッシャーズ・ウィークリーの記事
https://www.publishersweekly.com/pw/by-topic/industry-news/bookselling/article/81577-can-bookshop-become-the-indie-amazon.html

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About 大原ケイ 217 Articles
NPO法人HON.jp 理事。日米で育ち、バイリンガルとして日本とアメリカで本に親しんできたバックグランドから、講談社のアメリカ法人やランダムハウスと講談社の提携事業に関わる。2008年に版権業務を代行するエージェントとして独立。主に日本の著作を欧米の編集者の元に持ち込む仕事をしていたところ、グーグルのブックスキャンプロジェクトやアマゾンのキンドル発売をきっかけに、アメリカの出版業界事情を日本に向けてレポートするようになった。著作に『ルポ 電子書籍大国アメリカ』(2010年、アスキー新書)、それをアップデートしたEブックなどがある。

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