加Koboと仏フナックがPODサービスで提携

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 カナダの Rakuten Kobo は今月、フランスの量販店フナック(Fnac)と提携し、ブケリス(Bookelis)を通したプリント・オン・デマンド(POD)サービスを開始したと、ニュースポータルThe Digital Readerが伝えている。

 Koboライティング・ライフでEブックを出している著者は、49ユーロを払えば、世界中にあるフランス語図書の図書館1万箇所でPOD版を準備できる。このサービスを通じて一定の売り上げがあった本に関しては、フナックがマーケティングをするという。

 1〜799冊の売り上げがあった場合、Fnac.com のオンライン店でトップ100の著者として宣伝してもらえる。800〜1200冊ではフナックのウェブサイトでプロモーション展開し、1200冊以上では、著者インタビューの上、ニュースレターでのプロモーションが付く。

参考リンク

The Digital Readerの記事
https://the-digital-reader.com/2019/10/27/kobo-and-fnac-partner-to-launch-a-pod-service/
ニュースポータルIDBOOXの記事
https://www.idboox.com/infos-ebooks/impression-a-la-demande-fnac-kobo-les-reponses-aux-questions-des-auteurs/
Fnac
https://www.fnac.com/
Bookelis

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著者について

About 大原ケイ 289 Articles
NPO法人HON.jpファウンダー。日米で育ち、バイリンガルとして日本とアメリカで本に親しんできたバックグランドから、講談社のアメリカ法人やランダムハウスと講談社の提携事業に関わる。2008年に版権業務を代行するエージェントとして独立。主に日本の著作を欧米の編集者の元に持ち込む仕事をしていたところ、グーグルのブックスキャンプロジェクトやアマゾンのキンドル発売をきっかけに、アメリカの出版業界事情を日本に向けてレポートするようになった。著作に『ルポ 電子書籍大国アメリカ』(2010年、アスキー新書)、それをアップデートしたEブックなどがある。
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