日経電子版が有料会員100万人突破など 日刊出版ニュースまとめ 2024.12.11

Photo by Ryou Takano(+Adobe Firefly生成塗りつぶし“茶黒さび猫”)
Photo by Ryou Takano(+Adobe Firefly生成塗りつぶし“茶黒さび猫”)
noteで書く

《この記事は約 8 分で読めます(1分で600字計算)》

 伝統的な取次&書店流通の商業出版から、インターネットを活用したデジタルパブリッシングまで、広い意味での出版関連ニュースをデイリーでまとめて配信。ボットではありません。編集部の中の人がすべて自分の目で読んで、手作業でまとめています。

【目次】

政治

月4千万人利用の企業で規制 スマホ新法、政府決定〈共同通信(2024年12月10日)〉

公共図書館の運営基準を見直しへ…学校図書館との連携強化へ、地域の書店と共存〈読売新聞(2024年12月10日)〉

ひとことコメント

本件、文部科学省から「図書館・学校図書館の運営の充実に関する有識者会議」のお知らせが出ていました。初回は12月17日で、リアル傍聴はなしですが、ウェブ会議の様子はYouTubeで配信されるそうです(要申込み)。(鷹野)

<主張>公取委の立ち入り アマゾンは重くとらえよ 社説〈産経ニュース(2024年12月10日)〉

デジタル空間における情報流通の諸課題への対処に関する検討会デジタル広告ワーキンググループ(第4回)配付資料〈総務省(2024年12月10日)〉

社会

AI時代に「ネット検索×消費行動」はどう変わる?今後は「他社との優劣」よりインサイト把握が重要に〈MarkeZine(2024年12月10日)〉

<秋の読書推進月間>屋代陽平「音楽会社の強みを生かし差別化」〈日経BOOKプラス(2024年12月9日)〉

<秋の読書推進月間>「“映える読書”は紙の本だからこそ」〈日経BOOKプラス(2024年12月10日)〉

ひとことコメント

「この会場どこだろう?」という本筋と関係ないところが気になってしまいました。神田明神ホールのようですね。(鷹野)

【書店員の目 図書館員の目】84 BOOK MEETS NEXTと図書館総合展(菊池壮一)〈The Bunka News デジタル(2024年12月9日)〉

マーベル編集長「コミックばかり読むのではなく、現実世界から引き出して」アーティスト志願者に助言〈THE RIVER(2024年12月9日)〉

自然科学書協会、大学1100校に「教科書複製利用に関するお願い」送付〈新文化オンライン(2024年12月9日)〉

【北米エンタメニュースまとめ】24年にジャンプの巻頭を一番とった作品は?WWWaveが英語圏向けアニメ配信サービス、スペインでManga Barcelona開催、「NARUTO」のオーケストライベントが〈libro(2024年12月9日)〉

経済

【電子コミック】出版社の本音は? “無料施策”に海外展開…日本のマンガ人気を支えるのは意外にもアナログな熱量〈ORICON NEWS(2024年12月10日)〉

米司法省の「Chrome売却」案よりもグーグルの変化をもたらすものとは〈ケータイ Watch(2024年12月10日)〉

書店復活、カギは「コラボ」 札幌の温泉 湯上がりに読書 印刷会社がノウハウ、参入障壁下げる /北海道〈毎日新聞(2024年12月10日)〉

日経電子版、有料会員100万人超 法人・教育に広がる〈日本経済新聞(2024年12月10日)〉

ひとことコメント

ついに大台突破! おめでとうございます。法人契約が入るようになると底堅いですね。大手企業ほどコンプライアンス違反には目を光らせる必要があるので、人数分ライセンスを用意するなどの動きが必要になってきますから。(鷹野)

フリーランス新法の影響で著作権契約が変わる? ~クリエイターの報酬をどう考えるか〈起業・会社設立ならドリームゲート(2024年12月9日)〉

【出版時評】2024年12月10日付|直接取引拡大が課題解決の道筋か〈The Bunka News デジタル(2024年12月9日)〉

技術

AIモデルに「不要な知識」を忘れさせる新技術。より効率的なAIが作れるかも〈PC Watch(2024年12月10日)〉

ひとことコメント

これまでは「AIに一度学習させたことを、忘れさせることは無理」と言われていたので、前提がいろいろ変わりそう。つまり、勝手に学習されたくなかった人が権利を主張し、削除させるような動きが活発になるかもしれません。ただし技術的には可能になったとしても、日本の場合は著作権法第30条の4があるので、非享受利用は権利制限されています。つまり、法的に削除命令を出させるには、権利者の利益を不当に害していると裁判所に認めさせる必要があります。(鷹野)

読書案内サービス「新書マップ」が仮想的な大型本棚「4D本棚」を追加して「新書マップ4D」としてリニューアルオープン!〈特定非営利活動法人 連想出版のプレスリリース(2024年12月9日)〉

イベント

本屋B&B「『現代文学の未来と販売』フィクショネス文学の教室 in 本屋B&B 〜2024年末番外編〜」登壇者:藤谷治・田中和生・仲俣暁生〈東京都世田谷区(オンライン併用)/12月14日〉

日本電子出版協会「海外電子出版動向」講師:辻本英二氏〈オンライン/12月17日〉

文部科学省「図書館・学校図書館の運営の充実に関する有識者会議(第1回)」〈オンライン/12月17日〉

日本電子出版協会「第18回 電子出版アワード発表・大賞選考」+「年忘れ電子出版放談会」〈オンライン/12月18日〉

【年末特番】2024年の出版ニュースを振り返る ―― HON.jp News Casting / 大西隆幸×菊池健×libro×古幡瑞穂×西田宗千佳×鷹野凌〈オンライン/12月28日〉

日本印刷技術協会(JAGAT)「XML・CSS組版の動向と生成AI活用」講師:仁科哲氏(和文)、小形克宏氏(ビブリオスタイル)、中西明日輝氏(中西印刷)〈オンライン/1月17日〉

東京都立図書館 東京マガジンバンクカレッジ「『大学ゼミ×雑誌』成果発表会2025 〜雑誌を通じて社会を知ろう〜」〈オンライン/1月25日〉

日本出版学会 出版教育研究部会・出版産業研究部会・関西部会共催セミナー「知られざる出版業界の巨人・図書館流通センター」報告:谷一文子(図書館流通センター)〈オンライン/2月15日〉

お知らせ

新刊について

新刊『ライトノベル市場はほんとうに衰退しているのか? 電子の市場を推計してみた』12月1日より各ネット書店にて販売中です!

HON.jp Readersについて

HONꓸjp News Blog をもっと楽しく便利に活用するためのユーザー制度「Readers」に登録すると、週に1回届くHONꓸjpメールマガジンのほか、HONꓸjp News Blogの記事にコメントできるようになったり、更新通知が届いたり、広告が非表示になったりします。詳しくは、こちらの案内ページをご確認ください。

noteで書く

広告

著者について

About HON.jp News Blog編集部 2000 Articles
HON.jp News Blogは、これからも本(HON)を作ろうとしている人々に、国内外の事例を紹介し、デジタルパブリッシングを含めた技術を提供し、意見を交換し、仮説を立て、新たな出版へ踏み出す力を与えるメディアです。運営は、NPO法人HON.jp メディア部会が行っています。

コメント通知を申し込む
通知する
0 コメント
高評価順
最新順 古い順
インラインフィードバック
すべてのコメントを見る