《この記事は約 11 分で読めます(1分で600字計算)》
伝統的な取次&書店流通の商業出版から、インターネットを活用したデジタルパブリッシングまで、広い意味での出版関連ニュースをデイリーでまとめて配信。ボットではありません。編集部の中の人がすべて自分の目で読んで、手作業でまとめています。
【目次】
政治
イーロン・マスク氏を提訴 「ブレードランナー2049」制作会社〈日本経済新聞(2024年10月24日)〉
ひとことコメント
生成AIによる出力とのこと。いちおう利用許諾をとりにいったんだけど断られ、それでも使っちゃったと。確信犯(この場合誤用のほう?)じゃないの。(鷹野)
米国出版協会(AAP)、生成AIの学習のために創作物を無許諾で使用することに反対するオンライン署名活動に賛同を表明〈カレントアウェアネス・ポータル(2024年10月24日)〉
社会
インボイス制度開始から1年、請求書業務の「処理時間が増えた」が発行で2割以上・受領で3割以上。その一方で、半数以上は「変わらない」~インフォマート調べ〈INTERNET Watch(2024年10月24日)〉
朝日出版社の騒動に見る後継問題〈hiroyama(2024年10月24日)〉
ライター必読の専門雑誌『ライターマガジン』を発行。福岡からの情報を発信する江郷路彦編集長 【編集者の時代 第12回】〈CORECOLOR(2024年10月24日)〉
読み続けていたら書きたいという気持ちが溢れてきた|赤坂優月 インタビュー〈monokaki(2024年10月24日)〉
【詳報】第77回新聞大会 研究座談会 パネルディスカッション第1部「新聞は生き残れるか」〈The Bunka News デジタル(2024年10月24日)〉
ひとことコメント
若い人たちにとって「ネットフリックス」が月1000円前後で見られるのに、新聞の毎月4000円以上の購読料は高すぎると感じるのではないか
うーん……朝日新聞デジタルのベーシックコースは月額税込980円で有料記事が月50本まで読めます。私はこれ契約してますけど、50本使い切ったことはないです。充分。毎日新聞デジタルのスタンダードコースは月額税込1078円で本数縛りはなし。金額だけの問題ならこれらの契約がもっとドーンの伸びていても良いと思うのですが、そういう景気の良い話は聞こえてこないですよね。紙とセットでしか契約できない読売新聞や産経新聞は論外。(鷹野)
【詳報】第77回新聞大会 研究座談会 パネルディスカッション第2部「デジタル時代のジャーナリズム」〈The Bunka News デジタル(2024年10月24日)〉
【メディア史ウォッチ!~昔マスコミ、今メディア~】 ⑦ 新聞記者はなぜ本を読まないのか(大阪芸術大学短期大学部教授・松尾理也)〈The Bunka News デジタル(2024年10月24日)〉
ひとことコメント
新聞記者の場合、二次資料(つまり本)をもとに記事を作成することが職業倫理的に忌み嫌われているから、という意見。なるほど。しかし、本を読まずに取材して的確な問いかけができるのか? という疑問が。毎回「不勉強で申し訳ない」と相手に聞いちゃう感じなのかしらん?(鷹野)
アニメイトに聞く「アニメは個人で楽しむものから共有するものに」〈日経クロストレンド(2024年10月24日)〉
過疎の街が義務教育で人づくり、「メディアコモンズ」は交差点〈日経クロステック(2024年10月24日)〉
キャンパる:学生注目! 「読書離れ」ってどう思う?〈毎日新聞(2024年10月24日)〉
Googleは絶版本を含む約2500万冊もの書籍をスキャンしたデータベースを持っているが誰にも読まれず眠っている〈GIGAZINE(2024年10月23日)〉
ひとことコメント
reCAPTCHAを使ったOCR精度向上によるテキストデータ化も行われていたはず。どこにも使われていないのですか……AI学習にも使ってない? ちょっと意外。(鷹野)
読書の秋、作家ら9都市でイベント 「BOOK MEETS NEXT」、26日から〈朝日新聞デジタル(2024年10月23日)〉
「Webtoonは創作性が足りない」読者調査から観る、縦読み漫画の課題とファン層の乖離〈KAI-YOU(2024年10月23日)〉
経済
苦境続く書店経営 大手と地域密着で格差 書店全体は3年連続赤字、増収は4社に1社 | TSRデータインサイト〈東京商工リサーチ(2024年10月24日)〉
書店ゼロの街で本フェス 長泉町、美術館跡地を活用〈日本経済新聞(2024年10月24日)〉
文化通信社セミナー2024 ブックセラーズ&カンパニー代表取締役社長・宮城剛高氏 直接取引で書店の未来を拓く挑戦〈The Bunka News デジタル(2024年10月24日)〉
書店閉店が相次ぐ中国、蔦屋書店は郊外に活路 政治主導で動かされる社会に翻弄する書店 | 中国動態〈東洋経済オンライン(2024年10月24日)〉
サイバーエージェントやKADOKAWA、電子コミック「縦読み」に商機 投資テーマを斬る〈日本経済新聞(2024年10月24日)〉
Kodansha Launches K Manga App in Canada, Australia, New Zealand, Singapore(講談社、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、シンガポールでK MANGAアプリを開始)〈Good e-Reader(2024年10月23日)〉
漫画の原稿料に対する3つの観点関連〈漫画皇国(2024年10月23日)〉
ひとことコメント
言及されてませんが、出版社を通さず、読者と直接取引、あるいは、書店との直接取引という方向性も考えられますね。Kindleインディーズマンガのまわりにはそういう生態系ができているはず。(鷹野)
【意外】「構造不況」の出版市場は、実は下げ止まっていた|スピーダ経営企画サークル〈NewsPicks(2024年10月23日)〉
最盛期は100万部→今は10万部に激減した週刊誌の記者が、後輩のマンガ編集者にかけられた「心ない言葉」 「会社のお荷物」になっても出版社が週刊誌を発行し続けるワケ〈PRESIDENT Online(2024年10月23日)〉
商品特性による「買切り」「割引」の使い分け|【出版時評】2024年10月22日付〈The Bunka News デジタル(2024年10月23日)〉
イベント
インプレス『小説を書く人のAI活用術』発売記念特別イベント「AI時代の小説の書き方講座」〈東京都千代田区/10月25日〉
特定非営利活動法人本の学校「本の学校出版シンポジウム2024 in 東京」本と地域をめぐる「あの話」(1)藤坂康司×栗澤順一×井之上健浩、(2)仲俣暁生×竹田信弥、(3)小島俊一×大井実×長﨑健一〈東京都千代田区・専修大学 神田キャンパス/10月27日〉
日本電子出版協会「海外電子出版動向 2024」講師:辻本英二氏〈オンライン/10月28日〉
出版労連 第50回出版研究集会「ひろがる出版――デジタル化、コンテンツビジネス化が進む現在地から出版産業のゆくえを展望する」植村八潮×橋場一郎 など〈東京都文京区(オンライン併用アーカイブ配信あり)/10月28日、10月30日〉
日本出版学会 学会賞受賞記念講演会「「プラットフォーム型雑誌」『ゼクシィ』の再検討 情報誌研究の可能性に着目して」報告:彭永成氏(桃山学院大学)〈オンライン/10月30日〉
電流協アワード受賞記念セミナー カクヨム「デジタル変革がもたらす小説コンテンツと作家の未来」講師:河野葉月氏(株式会社KADOKAWA)、髙山みのり氏(株式会社ブックウォーカー)、ニシキギ・カエデ氏(作家)〈東京都千代田区(オンライン併用)/11月1日〉
電流協アワード受賞記念セミナー「ライトアニメ ~コミックの第三極へ~」〈東京都千代田区(オンライン併用)/11月1日〉
日本電子出版協会「パソコン誌で綴るデジタル史 パソコン・スマホ編」講師:服部桂 氏〈オンライン/11月5日〉
総務省「令和6年度 公的機関向けウェブアクセシビリティ対応講習会」〈オンライン/11月6日〉
日本出版学会「創立55周年記念講演会・祝賀会/第21回 国際出版研究フォーラム」〈日本出版クラブ(東京都千代田区/11月8日)・東京経済大学(東京都国分寺市/11月9日)〉
一般社団法人MANGA総合研究所「第5回 国際マンガ・アニメ祭 Reiwa Toshima ( IMART 2024)」〈アニメイトシアター(東京都豊島区・オンライン併用)/11月12日~16日〉
日本電子出版協会「パソコン誌で綴るデジタル史 インターネット編」講師:服部桂 氏〈オンライン/11月18日〉
BOOK MEETS NEXT事務局主催 角川春樹×今村翔吾 対談イベント 「角川春樹 最後の仕事 ~今村翔吾と語る~」〈東京都新宿区(トーハン本社 特設スペース)/11月21日〉
日本電子出版協会「パソコン誌で綴るデジタル史 人工知能編」講師:服部桂 氏〈オンライン/11月26日〉
お知らせ
◆ HONꓸjp News Blog をもっと楽しく便利に活用するためのユーザー制度「Readers」に登録すると、週に1回届くHONꓸjpメールマガジンのほか、HONꓸjp News Blogの記事にコメントできるようになったり、更新通知が届いたり、広告が非表示になったりします。詳しくは、こちらの案内ページをご確認ください。