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【編集部記事】米Georgia Institute of Technology大学(本部:米国ジョージア州)のMark Guzdial教授が、大学でのインタラクティブ電子教科書使用について面白い調査結果をブログ上で公表している。
発表されたのは、GitHub上でオープンソース化されているインタラクティブPython電子教科書「OnlinePythonTutor」を活用して講義を行なったときに、学生たちのクリック動向などを調査したもの。OnlinePythonTutorは、米国の多くのプログラミング入門講座で使われているWebブラウザ向けのインタラクティブ教科書で、実際に画面上でPythonコードを入力したり、走らせたり、変数を視覚的に追跡できるようになっている。
Guzdial教授の因子分析によると、「生講義を聞く」の次に重要な因子として「プログラム見本を画面上で直接走らせる」「プログラム見本を画面上で直接改変する」が浮上し、期待に反して「ビデオ教材を再生する」はあまり重要ではないとの結果が出たとのこと。IT教育系の電子教科書デザイナーにとって、とても興味深い調査結果となっている。【hon.jp】
問合せ先:Mark Guzidal教授のブログ記事( http://computinged.wordpress.com/2012/11/08/how-students-use-an-electronic-book/ )