日刊出版ニュースまとめ 2023.01.18

日刊出版ニュースまとめ

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 伝統的な取次&書店流通の商業出版から、インターネットを活用したデジタルパブリッシングまで、広い意味での出版に関連するニュースをデイリーでまとめています。

【目次】

国内

画像生成AIにイラストの学習を禁止することはできる? どこから著作権侵害になるの?【弁護士解説】〈Workship MAGAZINE(2023年1月17日)〉

優れた性能を持つ画像生成AIが相次いで発表されるなか、画像生成AIの学習データや著作権に関する議論がSNSなどで活発化しています。 無断転載された画像をAIに学習させることは著作権法的に問題はないのか。特定の作家のタッチ

ブックエース 雑誌買切り施策で大きな効果 ほほ完売で粗利益率30%超に〈文化通信デジタル(2023年1月17日)〉※有料会員限定

 茨城県を中心に書店を展開する株式会社ブックエースは、TSUTAYAが実施する「雑誌買切施策」に2019年から取り組んでいるが、対象雑誌の実売率が95%近くに向上し、粗利益率は30%に達するなど大きな…続き

ネットの健全性確保へ、「フェイク」識別しやすく…国内外メディアなど技術研究組合〈読売新聞オンライン(2023年1月17日)〉

【読売新聞】 国内外のメディアなど11法人が技術研究組合を設立し、インターネットの利用者が信頼できる情報の発信者を見つけやすくする技術「オリジネーター・プロファイル(OP)」の実用化を目指すのは、ネット空間の健全性を高める狙いがある

国税庁、NFTやブロックチェーンゲームに関する税務上の取扱いについて文書公開〈あたらしい経済(2023年1月17日)〉

国税庁、NFTやBCGの税制に関するFAQを公開 国税庁が、NFTに関する税務上の取り扱いについて示した書類を1月13日に公開した。 この書類では、NFTやトークンを取得および譲渡した場合に発生する所得税、相続税、消費税などの取り扱いがFAQ形式で記載されている。 国税庁の回答を簡易的にまとめたものが以下となる。 所得税について (1)個人でNFTを制作し、第三者に有償で譲渡した場合、その利益(譲

本紙・電子版購読数247万〈日本経済新聞(2023年1月17日)〉

日本経済新聞社は16日、2022年12月の「日本経済新聞」朝刊販売部数(日本ABC協会公査)と23年1月1日時点の「電子版」有料会員数との合計が247万3795だったと公表しました。電子版の有料会員数は82万3868でした。また、日経電子版の有料会員数に、日経産業新聞、

原本株式会社、博報堂、ケンタウロスワークスブロックチェーン技術を活用した著作権侵害対策支援サービス「C-Guardian」の個人クリエイター向けバージョンの提供を開始〈原本株式会社のプレスリリース(2023年1月17日)〉

原本株式会社のプレスリリース(2023年1月17日 11時00分)原本株式会社、博報堂、ケンタウロスワークスブロックチェーン技術を活用した著作権侵害対策支援サービスの個人クリエイター向けバージョンの提供を開始

インボイス登録、9月末まで受け付け可能に 半年延長〈日本経済新聞(2023年1月16日)〉

消費税の税率や税額を請求書に正確に記載・保存するために10月に導入するインボイス制度を巡り、政府は事業者登録の受け付けを事実上延長する方針を決めた。制度開始に間に合わせるには原則3月末までに申請する必要があったが、未登録の事業者が残っており、事情を問わず9月末まで受け付ける。制度の円滑な導入につなげる。16日の関係省庁会議で明らかにした。4月以降の申請には「困難な事情」があることが要件だったが

海外スマホゲームの消費税、AppleやGoogleなどから徴収へ ※有料会員限定〈日本経済新聞(2023年1月16日)〉

政府はスマートフォンアプリで利用する海外ゲームにかかる消費税の徴収を強化する検討に入った。米アップルやグーグルなど、取引の間に入るプラットフォーマーに税を納める義務を課す方向だ。海外のゲーム会社は中小企業も多く、日本のユーザーから預かる消費税が日本の税務当局に納付されないケースがある。国境を越えた徴税の適正化を進める。スマホで遊べるゲームはアプリ市場の成長をけん引している。日本市場の広告収入を

「海賊版の経済損失」は過去最悪の状況…“クリエイターの権利”を守るために私たちができることは?〈TOKYO FM+(2023年1月16日)〉

青木源太と足立梨花がパーソナリティをつとめ、暮らしに役立つ情報や気になるトピックを深掘りしていくTOKYO FMのラジオ番組「青木源太・足立梨花 Sunday Collection」(毎週日曜 7:30~7:55)。1月15日(日)の放送では、文化庁 著作権課・課長の吉田光成さんに、「まずは相談! クリエイターの権利を守ろう」をテーマに話を伺いました。

生成AIの民主化とAIガヴァナンス:水野祐が考える新しい社会契約〔あるいはそれに代わる何か〕Vol.12〈WIRED.jp(2023年1月16日)〉

法律や契約とは一見、何の関係もないように思える個別の事象から「社会契約」あるいはそのオルタナティヴを思索する、法律家・水野祐による連載。テキストから高度な画像を生成するAIが注目を集め、「創造性」の意味を書き換えようとしているなかで、その法的・倫理的な論点をひもといていく(雑誌『WIRED』日本版VOL.47より転載)。

「HTML解体新書」リフロー版電子書籍を作りました〈弁護士ドットコム株式会社 Creators’ blog(2023年1月16日)〉

4月に発売された書籍「HTML解体新書」。その電子版は今までPDF版しかありませんでしたが、このたびリフロー版が発売となり、Amazonでも購入できるようになりました。 この記事では、HTML解体新書のリフロー版電子書籍を実際に作成した際の流れについて、なぜ作成したのか、どうやって作成したのか、どのようなトラブルがあったか、といった点をご紹介します。リフロー版の電子書籍の作成、出版を検討されている方の参考になれば...

世界

Microsoft、話題の対話型AI「ChatGPT」をクラウドで〈日本経済新聞(2023年1月17日)〉

【シリコンバレー=佐藤浩実】米マイクロソフトは16日、同社のクラウド基盤を介して米新興オープンAIのチャットボット「ChatGPT(チャットGPT)」を使えるようにすると発表した。チャットGPTは、質問に対して自然な文章で回答することで話題を集める。有力クラウドサービスが扱うことで、大企業の活用が広がる可能性がある。クラウド基盤「Azure(アジュール)」で、オープンAIの技術を使えるサービス

「Googleドキュメント」の音声入力機能がアップデート–使い方を解説〈CNET Japan(2023年1月17日)〉

グーグルは、音声入力でより正確かつ安定した文字起こしを実現するアップデートを段階的にリリースすると発表した。この音声入力機能を使って「Googleドキュメント」で入力・編集をしたり、Googleスライドのスピーカーノートに音声でテキストを入力したりする方法を紹介しよう。

米画家ら、画像生成AI「Stable Diffusion」と「Midjourney」を提訴〈PC Watch(2023年1月17日)〉

 米国在住のライター/デザイナー/プログラマー兼弁護士のMatthew Butterick氏は13日(現地時間)、Sarah Ander­sen氏、Kelly McK­er­nan氏およびKarla Ortiz氏らを代表とする画家による集団訴訟を、画像生成AI「Stable Diffusion」の開発元であるStability AI、およびアーティストコミュニティのDeviantArt、画像生成AIサービスを提供するMidjourneyに対して起こしたことを発表した。

イベント

松田弁護士「[著作権判例百選事件]に見る編集著作物の成立要件」 ―権限・確定行為説 vs 編集事実行為説ー〈JEPA|日本電子出版協会(オンライン)/1月20日〉

雑誌のデジタル化と今後の展開――『パブリッシング・スタディーズ』第5章第3節報告〈日本出版学会 出版デジタル研究部会 / HONꓸjp(オンライン)/1月23日〉

【概要】2022年4月に刊行された日本出版学会(編)『パブリッシング・スタディーズ』は、出版史から制度、産業、書籍・雑誌・マンガ、デジタルコンテンツ、書店・読者までを概説する。「... powered by Peatix : More than a ticket.

金城小百合(小学館)「漫画編集者としてのひとつの生き方」〈日本出版学会 出版編集研究部会(オンライン)/1月25日〉

「漫画編集者としてのひとつの生き方」  報 告: 金城小百合 (小学館)   日 時: 2023年1月25日(水) 18時30分~20時00分(最長) (開場:18時20分) 場 所: オンライン開催(Zoom) 会 費: 無料 定 員: 

堀 鉄彦 氏「2023年の電子出版ビジネス展望 ~爆発的に進化するプラットフォームの動向を追う~」〈電流協(オンライン)/1月27日〉

縦スクロールコミックが注目を集める中、モノクロ・横読みの日本のコミックの海外市場も拡大している。海外での日本のコミック配信やマーケティングにおける取り組みを通して、海外市場における日本のコミックコンテンツの価値と将来の展望を考える。

産業とデータ・コンテンツ部会第 9 回 DA ショートトーク〈デジタルアーカイブ学会(オンライン)/1月27日〉

産業とデータ・コンテンツ部会第 8 回 DA ショートトーク (2022/11/22) 日 時:2023年1月27日(火)13:00~15:00 形 式:ZOOMウェビナーによるオンライン(アーカイブ配信も行います) プ … 続きを読む 産業とデータ・コンテンツ部会第 9 回 DA

BSJキックオフイベント「まちづくり×本屋シンポジウム」〈ブックストア・ソリューション・ジャパン(日本教育会館)/2月3日〉

ブックストア・ソリューション・ジャパン(BSJ)ではキックオフ・イベントとして、「まちづくり✕本屋」をテーマにシンポジウ

オンラインモール利用事業者向けオンラインセミナー「透明化法の運用状況と出店者が気をつけたい法律知識(商標権)について」〈経済産業省(オンライン)/2月10日〉

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