日刊出版ニュースまとめ 2022.05.17

角川武蔵野ミュージアム 本棚劇場

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 伝統的な取次&書店流通の商業出版から、インターネットを活用したデジタルパブリッシングまで、広い意味での出版に関連するニュースをデイリーでまとめています。

【目次】

総合

「侮辱罪厳罰化への国会審議で賛否」「ウェブトゥーン参入企業が増えたわけ」など、週刊出版ニュースまとめ&コラム #521(2022年5月8日~14日)〈HON.jp News Blog(2022年5月16日)〉

 2022年5月8日~14日は「侮辱罪厳罰化への国会審議で賛否」「ウェブトゥーン参入企業が増えたわけ」などが話題に。広い意味での出版に関連する最新ニュースから編集長 鷹野が気になるものをピックアップし、独自の視点でコメントしてあります(ISSN 2436-8237)。政治米グーグルを独禁法違反で提訴、「ティンダー」運営会社〈ロイター(2022年5月10日)〉https://nordot.app/896581289472344064?c=491375730748638305 Google ...

「ソーシャルメディアでの存在感は期待されない」ガーディアンも記者の利用を再考【Media Innovation Newsletter】5/16号〈Media Innovation(2022年5月16日)〉

Webtoon進出企業が多い理由を専門家が説明 #63〈Publidia(2022年5月15日)〉

Publidiaです。今週のニュースのまとめです。感想や要望などはメールの返信で送ることもできます。

【マンガ業界Newsまとめ】小学館社長交代・MANGA議連「メディア芸術センター」など|5/14-051〈菊池健|note(2022年5月15日)〉

マンガ業界関連の日々のニュースをまとめるマガジンです。最近、あまりにWebtoonのニュースが多いので、それ以外のマンガ業界関連ニュースを掘り起こして前に押し出すようにしております。(5/14に作ったものを5/15に公開していますので、ナンバリングは5/14にしてます。) ――― 小学館社長に39歳・相賀信宏氏が昇格へ…現社長の相賀昌宏氏は会長に 小学館社長に39歳・相賀信宏氏が昇格へ…現社長の相賀昌宏氏は会長に小学館...

国内

木村草太の「あれ、どういうことなんだろう?」Vol.1 どこまでやったらアウトなの? 侮辱罪のよくわからないこと〈集英社オンライン(2022年5月16日)〉

私たちの日常は素朴な疑問に溢れている。多くの人はそれを突き詰めて考えずに、日々を淡々と過ごしていく。だが、東京都立大学法学部・木村草太教授(憲法専攻)は、それをよしとしない。森羅万象、日々の疑問を憲法と人権で因数分解していくとどうなるか。本コラムの試みは木村教授の思索の森である。1回目に取り上げるテーマは「侮辱罪」。SNSでは毎日誰かが誰かを罵倒しているが、あれはどこまでやると法的にアウトなのだろ...

なぜ『静かなるドン』は電子書籍で爆売れしているのか!? 年間6億円超の大ヒットの理由(前編)〈集英社オンライン(2022年5月16日)〉

2013年に完結した漫画『静かなるドン』が近年の電子書籍ブームの追い風もあり、大ヒットしている。電子コミックサービス「ピッコマ」「LINEマンガ」等の人気ランキングでは、あの『キングダム』や『呪術廻戦』と肩を並べることもある。完結から約10年も経つ作品がこれだけの売上を記録するのは、極めて異例。「週刊漫画サンデー」での連載時から『静かなるドン』の担当編集を務めた実業之日本社漫画出版部の森川和彦氏に、その...

「ゆっくり茶番劇」事件の炎上要素抜き解説(栗原潔)〈個人 – Yahoo!ニュース(2022年5月16日)〉

NFTアートをふるさと納税の返礼品などに web3で地方創生の後押しなるか〈DG Lab Haus(2022年5月16日)〉

 「NFTアート」がふるさと納税の返礼品として登場した。採用したのは北海道の余市町で、5月7日よりふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」にて受付を開始している。寄付金額は1枚12万円、NFTアートの制作や技術提供は、...

「編集者のスキルは事業会社で活きるのか?」という、問いへの答え〈AdverTimes(アドタイ) by 宣伝会議(2022年5月16日)〉

「アレオレ詐欺」という言葉がある。特にクリエイティブの業界で、誰もが知る大きな仕事について「あれ、オレがやった」という手柄話をする者の大半は、往々にしてプロジェクトの末端に関わっただけという現象を指す。

MMD研究所、スマートフォンOSシェア調査の結果を発表〈ケータイ Watch(2022年5月16日)〉

 MMDLaboが運営するMMD研究所は、「2022年5月スマートフォンOSシェア調査」の結果を発表した。この調査はスマートフォンを所有する18歳~69歳の男女1万人を対象に、4月21日~4月24日の期間で実施されていた。

国立国会図書館、「図書館におけるアクセシブルな電子書籍サービスに関する検討会 令和3年度報告書」を公開〈カレントアウェアネス・ポータル(2022年5月16日)〉

国立国会図書館、OCR処理プログラムと学習用データセットを公開〈カレントアウェアネス・ポータル(2022年5月16日)〉

BuzzFeed Japan、朝日放送グループホールディングス、バリューコマースとの資本業務提携に関するお知らせ〈BuzzFeed Japanのプレスリリース(2022年5月16日)〉

BuzzFeed Japanのプレスリリース(2022年5月16日 15時01分)BuzzFeed Japan、朝日放送グループホールディングス、バリューコマースとの資本業務提携に関するお知らせ

“本文化”保存の新しい試み…神田神保町にオープンした共同書店「パサージュ」を訪ねてみた〈日刊ゲンダイDIGITAL(2022年5月15日)〉

19日 国会図書館、ネット送信を拡充〈日本経済新聞(2022年5月15日)〉

国立国会図書館(東京・千代田)の「個人向けデジタル化資料送信サービス」が19日に始まる。インターネット経由で、長期品切れ状態で入手困難な書籍など「絶版等資料」約152万点を新たにパソコンやスマートフォンで読めるようになる。2021年5月の著作権法改正で、個人へのデジタル化資料の送信が可能になった。これまで著作権の切れていない資料の閲覧には、国会図書館や全国の公共図書館、大学図書館まで出向く必要

「地球の歩き方」と「ムー」 異色のコラボが大ヒット〈日本経済新聞(2022年5月15日)〉

「地球の歩き方」といえば、海外から国内まで幅広く網羅する旅行ガイドブックで、誰もがお世話になったことがあるだろう。「ムー」はUFOや超常現象、謎の古代文明などを取り上げることで有名な雑誌だ。多くの人が一度はこの世界に興味を持ったことがあるのではないか。一見、接点はなさそうな両者が異例のコラボでガイドブックを出版したところ、まれに見る売れ行きを記録しているという。「地球の歩き方 ムー 異世界(パ

<視点>教科書検定 政府見解条項の見直しを 社会部・小松田健一〈東京新聞 TOKYO Web(2022年5月14日)〉

 来年4月から使われる高校教科書の検定結果が3月末に発表された。社会科で「従軍慰安婦」、日本統治下にあった朝鮮半島からの労働者の「強...

コロナ禍のトイレットペーパー不足 本当の原因、ツイッターを分析〈朝日新聞デジタル(2022年5月14日)〉

 新型コロナウイルスの拡大初期にトイレットペーパーが品薄になったのは、「店頭から無くなる」とのデマが原因ではなく、むしろデマに注意を呼びかける情報がSNSで広まったため、らしい。450万件のツイッター…

世界

Twitter、パクツイ撲滅につながる新ポリシーを発表。見つけ次第、誰でも報告が可能【やじうまWatch】〈INTERNET Watch(2022年5月16日)〉

 Twitterが、他人のツイートをそのままコピーしたツイート、いわゆる「パクツイ」の撲滅につながる新ポリシーを発表した。

SNSによる「検閲」禁じるテキサス州法、業界団体が差し止めを請求〈CNET Japan(2022年5月16日)〉

大手ソーシャルメディア企業が政治的見解を理由にユーザーの利用を禁止することや、コンテンツをブロックすることを禁じるテキサス州の州法について、2つのロビー団体が米最高裁判所に差し止めを求めた。

英国学校図書館協会(SLA)ら、学校図書館における検閲と知的自由に関する共同声明を発表〈カレントアウェアネス・ポータル(2022年5月16日)〉

英プレミアリーグ主任弁護士、海賊版コンテンツとの戦いについて語る〈CNET Japan(2022年5月16日)〉

海賊版コンテンツの横行は、プレミアリーグ(EPL)にとっては大きな問題だ。EPLは、違法なストリーミング視聴が可能なセットトップボックスの摘発を中心に、海賊版コンテンツの撲滅に本腰を入れている。

スティーブ・ジョブズが「世界一普及した動画フォーマット」を葬った裏事情〈AppBank(2022年5月15日)〉

Amazon創業者、バイデン大統領を批判 法人増税巡り〈日本経済新聞(2022年5月15日)〉

【シリコンバレー=白石武志】米アマゾン・ドット・コム創業者のジェフ・ベゾス氏が13日夜、ツイッター上でバイデン米大統領にくってかかる場面があった。米国で約40年ぶりの水準となったインフレの対策として収益性の高い企業への課税強化を呼びかけたバイデン氏のツイートに直接返信するかたちで、「ミスディレクション(誤った指図)だ」と批判した。発端となったのはバイデン氏が13日午後に投稿した「インフレを倒し

NFTの「準所有」と著作権の終わり(の始まり):水野祐が考える新しい社会契約〔あるいはそれに代わる何か〕Vol.9〈WIRED.jp(2022年5月14日)〉

法律や契約とは一見、何の関係もないように思える個別の事象から「社会契約」あるいはそのオルタナティブを思索する、法律家・水野祐による連載。NFTにおける「所有」の議論からは、クリエイターの「創作による収入」と「作品の公共性」を両立させる可能性と、著作権の終わりが見えてくる(雑誌『WIRED』日本版VOL.44より転載)。

イベント

津野海太郎×宮田文久×仲俣暁生「時代を超える編集の夢――君は『津野海太郎』を知っているか」〈ゲンロンカフェ(オンライン併用)/5月17日〉

本イベントは、シラス・ニコニコ生放送のゲンロン完全中継チャンネルからインターネット配信も行います(※ 配信のご視聴は、Peatixの入場券とは別料金となります。ご注意ください)。h... powered by Peatix : More than a ticket.

「学術出版と大学出版の課題と展望――電子学術書実証実験から10年を経過して」 講師:黒田拓也(東京大学出版会専務理事)〈日本出版学会 学術出版研究部会(オンライン)/5月17日開催〉

連続オンライン講演会:「学術出版を語る」 5 「学術出版と大学出版の課題と展望  ――電子学術書実証実験から10年を経過して」  講師:黒田拓也(東京大学出版会専務理事) 日 時: 2022年5月17日(火) 18:30~ 開催方法:オンラ

メディアドゥ「アクセシブルライブラリー構想」 視覚障害者の読書体験をアクセシブルなものへ〈JEPA|日本電子出版協会(オンライン)/5月18日〉

東京大学「講談社・メディアドゥ新しい本寄付講座」発足記念シンポジウム〈東京大学大学院情報学環(ワテラスコモンホール)/5月19日〉

東京大学「講談社・メディアドゥ新しい本寄付講座」発足記念シンポジウム開催 2022年4月の東京大学大学院情報学環「講談社・メディアドゥ新しい本寄付講座」の発足を記念して、我が国のこれからのデジタルコンテンツ構築及びデジタ … 続きを読む

NPO本の学校 書店人教育講座 2022春講座 本の世界で働くための最新情報・ノウハウを集中して学べる2日間〈特定非営利活動法人本の学校/(オンライン)5月20日~21日〉

NPO本の学校 書店人教育講座 2022春講座本の世界で働く人のために「今知っておきたい」情報をコンパクトに凝縮! 日時:2022年5月20日(金),21日(土) 会場:オンライン※ZOOM使用 主催:NPO 法人 本の学校 「書店人教育講座(春講座)」は書店人としての基礎教養を学ぶための講座として、「本の学校」創設時より四半世紀以上にわたって続く歴史ある講座です。現役の出版・図書館関係者をはじめ、第一線で本とかかわる方...

書店人教育講座2022第1講座 書店員の悩みと疑問に答える90分 ~「本そばポッドキャスト」出張版~〈本の学校(オンライン)/5月20日〉

書店人教育講座2022第2講座 地域出版への取り組み ~地域情報誌出版を通じて見えた書店の強み~〈本の学校(オンライン)/5月20日〉

書店人教育講座2022第3講座 書店員のためのSNSの使い方 ~情報収集・発信テクニックと事例集~〈本の学校(オンライン)/5月21日〉

本の学校 書店人教育講座2022第3講座書店員のためのSNSの使い方 ~情報収集・発信テクニックと事例集~講師:大矢靖之(文藝春秋 プロモーション部)書店が個人・店舗でSNSアカ... powered by Peatix : More than a ticket.

書店人教育講座2022第4講座 書店の店舗運営を数字から診る ~内部環境から外部環境まで~〈本の学校(オンライン)/5月21日〉

本の学校 書店人教育講座2022第4講座書店の店舗運営を数字から診る ~内部環境から外部環境まで~講師:湯浅創(インプレス / 未来読書研究所)商圏分析、商品構成、財務諸表や労務... powered by Peatix : More than a ticket.

「MyAnimeList〜Web3時代へのコミュニティ作りのヒント〜」〈株式会社MyAnimeList(オンライン)/6月2日〉

株式会社MyAnimeListのプレスリリース(2022年5月12日 15時07分)MyAnimeList~Web3時代へのコミュニティ作りのヒント~

「電流協アワード2022」オンライン表彰イベント〈電子出版制作・流通協議会(オンライン)/6月3日〉

第5回となります「電流協アワード2022」を実施し、受賞案件をメディア各社に配信いたしました。今回、電流協大賞1件、電流協特別賞5件を選考いたしました。6月3日にオンライン表彰イベントを開催する予定です。

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