日刊出版ニュースまとめ 2022.04.29

角川武蔵野ミュージアム 本棚劇場

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 伝統的な取次&書店流通の商業出版から、インターネットを活用したデジタルパブリッシングまで、広い意味での出版に関連するニュースをデイリーでまとめています。

【目次】

国内

dマガジンのアプリがAmazon「Fireタブレット」に対応する理由――「電子雑誌」読み放題サービスの現在とこれから〈HON.jp News Blog(2022年4月28日)〉

 月額料金制の電子雑誌読み放題サービス「dマガジン」が、3月23日からAmazonの「Fireタブレット」に対応した。一方で、電子雑誌の市場は2017年を境に減少に転じており、伸びている電子出版市場の中で例外的な状況にある。dマガジンがなぜFireタブレットに対応したのか? そして、電子雑誌市場全体をどう捉えているのだろうか? 関係者に話を聞いた。 ご対応いただいたのは、NTTドコモ・コンテンツビジネス部 コンテンツサービ...

マンガ業界で史上初、『ピッコマ』“10億円おごる”施策でGWに挑む〈ORICON NEWS(2022年4月28日)〉

ニュース| この4月に、サービス開始から6周年を迎えた電子マンガ・ノベルサービス大手『ピッコマ』。現在は多くのマンガアプリが乱立して飽和状態にあり、どのサービスを選ぶか迷うユーザーも多いだろう。そんななか『ピッコマ』は、この度ピッコマWEBをリニューアル。それに伴い、マンガ業界では史上初となる10億円規模のキャンペーンを実施するという。 ピッコマは2月、スマホ向けアプリが“世界で最も売れた書籍アプリ賞”...

インボイス制度への対応で大変だと思うこと第1位は「仕入先との取引関係の見直し」~ラクス調査〈INTERNET Watch(2022年4月28日)〉

 インボイス制度(適格請求書等保存方式)の開始で、請求書を受け取る側の業務量が増えると思う――。株式会社ラクスが実施した意識調査で、そう回答した経理担当者が6割に上った。

日本版『ファクトフルネス』は思い込みだけで始まった〈日経BOOKプラス(2022年4月28日)〉

ミリオンセラー『ファクトフルネス』は、データを基に世界を正しく見ようという本。しかし、日本版の始まりはデータやファクトはほとんどなく、編集者の熱意だけで進んでいった。

単なるデジタル対応だけでは顧客から見放される 新しい「4P」で時代の変化に備えよ【お薦めの書籍】〈MarkeZine(マーケジン)(2022年4月28日)〉

 コロナ禍によって、デジタルシフトにあらかじめ対応できていた企業とそうでない企業の明暗が大きく分かれました。しかしながらコロナ禍に関わらずテクノロジーは常に進化し、生活者の価値観や行動も日々変わっています。デジタル対応からさらに駒を進めなければ、企業は再び淘汰の波に沈んでしまうかもしれません。今回ご紹介するのは、マーケティング思考のアップデートを促し、企業の“次の一手”の道標を示す一冊です。

コピーは読み物(文・三島邦彦)〈AdverTimes(アドタイ) by 宣伝会議(2022年4月28日)〉

東京を中心に日本全国で活躍するコピーライターやCMプランナーの団体である東京コピーライターズクラブ(TCC)。「TCC賞」応募作品の中から、コピーの最高峰を選ぶ広告賞「TCC賞」の入賞作品と優秀作品を収めた『コピー年鑑』は1963年に創刊、2022年度で60冊目を迎えます。各年鑑はその時々の時代性を広告という側面から反映した貴重なものとなっており、特に、コピーに関してはバイブル的存在として受け入れられています。

メディアから企業広報に転じて3カ月「取材される側」となり思うこと〈AdverTimes(アドタイ) by 宣伝会議(2022年4月28日)〉

1960年代まで、新聞社の屋上には鳩小屋があって、そこで何百羽もの伝書鳩を飼っていた。メールどころかファクスもなかった時代、遠隔地から速報記事を送るときには、その伝書鳩が活躍したという。

次世代デジタルライブラリーの機能追加について〈NDLラボ(2022年4月28日)〉

NDLラボは、次世代の図書館システムの開発に資する要素技術の実証実験を行うためのウェブサイトです。NDLラボでは、国立国会図書館のサーバ環境や国立国会図書館が持つデジタル化資料のデータ・書誌データなどを研究者等に提供し、研究者等はその資源を使ってソフトウェア等の実験をします。

令和3年通常国会 著作権法改正について〈文化庁(2022年4月28日)〉

2021年度 青少年のインターネット・リテラシー指標等に係る調査結果の公表|報道資料〈総務省(2022年4月28日)〉

 総務省では、青少年のインターネット・リテラシーに関する実態調査を実施し、結果概要を「2021年度 青少年のインター ネット・リテラシー指標等に係る調査結果」として取りまとめましたので、公表します。

2022年版 出版指標 年報〈出版科学研究所|オンラインショップ(2022年4月28日)〉

電子出版統計の独自調査を掲載!出版業界の動向がわかるデータを満載!●2021年出版概況●電子出版市場規模の独自統計調査結果を収録●書籍・雑誌の部門別出版統計とその出版傾向分析 ほか【本書の概要】わが国の出版市場が一目

集英社マンガアートヘリテージ、新シリーズ「The Millennium」をスタート。第1弾となる久保帯人「BLEACH」の販売開始〈株式会社集英社のプレスリリース(2022年4月28日)〉

株式会社集英社のプレスリリース(2022年4月28日 10時00分)集英社マンガアートヘリテージ、新シリーズをスタート。第1弾となる久保帯人の販売開始

「note創作大賞」応募総数16,848件!受賞作品を発表〈note株式会社のプレスリリース(2022年4月28日)〉

note株式会社のプレスリリース(2022年4月28日 18時30分)応募総数16,848件!受賞作品を発表

知的財産戦略本部 構想委員会 コンテンツ戦略ワーキンググループ(第1回) 議事次第〈知的財産戦略本部(2022年4月27日)〉

GIGAに先駆けた都立三鷹中等教育学校の実践…iTeachers TV〈教育業界ニュース「ReseEd(リシード)」(2022年4月27日)〉

 iTeachers TVは2022年4月27日、東京都立三鷹中等教育学校の能城茂雄先生による教育ICT実践プレゼンテーション「公立学校における一人1台端末を平成28年度から6年間運用してみて」を公開した。GIGAスクール構想に先駆けた6年間の1人1台端末の取組みや成果等を紹介する。

左ききのエレンNFT漫画事件簿【NFTアートの正しい理解に向けて】〈バーチャル美少女ねむ/NEM⚡メタバース文化エバンジェリスト|note(2022年4月23日)〉

人気漫画「左ききのエレン」のNFTアートオークションの販促漫画として公開された特別編「THROW UP THE DEUCE」(以下、左ききのエレンNFT漫画) でNFTアートの説明が大きく間違っていて問題視する声が数多く上がり問題になりました。結果的に私バーチャル美少女ねむが監修させて頂き、現在は表現を修正頂きました。今後の健全化に向けた注意喚起として、作者のかっぴー先生了承のもと、本記事で顛末を公開します。 NFTアートは価...

オープンサイエンス時代における大学図書館の在り方検討部会(第2回)配布資料〈文部科学省(2022年4月21日)〉

世界

なぜNHKは海外映像の「提供元」を示さないのか ウクライナ報道、不都合な事情がある?〈弁護士ドットコム(2022年4月28日)〉

先日、朝日新聞の記者さんがSNSで「NHKはウクライナの映像を放送するときに提供元を明記すべきだ。新聞記事や書籍では引用元を必ず示すのがルール」という趣旨の発言をして話題となりました。勤務でNHK...

グーグル検索、個人情報の非表示ルール拡大 口座情報なども〈ロイター(2022年4月28日)〉

「マスク氏、Twitter買収」でフェイク拡散へ迷走?各国が懸念する本当の理由〈新聞紙学的(2022年4月28日)〉

イーロン・マスク氏によるツイッター買収合意をめぐり、フェイクニュースやヘイトスピーチなどの増加と混乱が懸念され…

米教育現場で広がる「禁書」、分断の火種に〈日本経済新聞(2022年4月28日)〉

米国の教育現場から一部の書籍を排除する動きが広がっている。子どもに適切な本をめぐる論争は繰り返されてきたが、今回は、保守的な保護者が人種、LGBTQ(性的少数者)のテーマを扱う本に対し、政治を巻き込んで組織的な反対運動を繰り広げている。米国分断の新たな火種になっている。「白人の子供が罪悪感を感じる」。こうした親の声を受けてペンシルベニア州南部の教育委員会は、昨秋から数百の本やドキュメンタリー映

Brooklyn National Library allows teens free access to e-books to protest book bans〈Good e-Reader(2022年4月28日)〉

The Brooklyn Public Library said they have made its entire collection of e-books and audiobooks accessible to teenagers across the United States for free. The library said this is being done to protest against the recent trend of banning books in the country. This forms part of an initiative named Books UnBanned which makes those aged between 13 and 21 to be eligible for an eCard which can be u...

「Twitterは欧州の規則に従う必要がある。マスク氏はよくご存じだろう」と欧州委員会のブルトン委員〈ITmedia NEWS(2022年4月27日)〉

イーロン・マスク氏によるTwitter買収合意の発表を受け、欧州委員会のブルトン委員が「自動車であれSNSであれ、欧州では欧州の規則に従う必要がある」とツイートした。欧州連合はプラットフォーム企業にコンテンツの責任を問う新規則「DSA」に合意したばかりだ。

「想像上ではなくリアルな中国を紹介したい」中国の独立出版社や編集者が語る、個人出版の楽しみ〈CINRA(2022年4月27日)〉

書店は「試し読みの場」に? 中国各地のアートブックフェアには、紙メディアへの興味や愛着を持つ若者が集う

イベント

英語多読の電子図書館「コスモピアeステーション」~語学教材出版社のデジタル化戦略~〈日本電子出版協会(オンライン)/5月11日〉

日本出版学会「2022年度 総会・春季研究発表会」〈日本出版学会(東京都千代田区)/5月14日〉

 必ずお申し込みの上、ご参加ください。なお、参加費等は当日会場にて受け付けます。 日 時: 2022年5月14日(土) 10:00~17:40(予定) 会 場: 日本大学法学部 神田三崎町キャンパス本館4階        東京都千代田区神田

「学術出版と大学出版の課題と展望――電子学術書実証実験から10年を経過して」 講師:黒田拓也(東京大学出版会専務理事)〈日本出版学会 学術出版研究部会(オンライン)/5月17日開催〉

連続オンライン講演会:「学術出版を語る」 5 「学術出版と大学出版の課題と展望  ――電子学術書実証実験から10年を経過して」  講師:黒田拓也(東京大学出版会専務理事) 日 時: 2022年5月17日(火) 18:30~ 開催方法:オンラ

メディアドゥ「アクセシブルライブラリー構想」 視覚障害者の読書体験をアクセシブルなものへ〈JEPA|日本電子出版協会(オンライン)/5月18日〉

東京大学「講談社・メディアドゥ新しい本寄付講座」発足記念シンポジウム〈東京大学大学院情報学環(ワテラスコモンホール)/5月19日〉

東京大学「講談社・メディアドゥ新しい本寄付講座」発足記念シンポジウム開催 2022年4月の東京大学大学院情報学環「講談社・メディアドゥ新しい本寄付講座」の発足を記念して、我が国のこれからのデジタルコンテンツ構築及びデジタ … 続きを読む

NPO本の学校 書店人教育講座 2022春講座 本の世界で働くための最新情報・ノウハウを集中して学べる2日間〈特定非営利活動法人本の学校/(オンライン)5月20日~21日〉

NPO本の学校 書店人教育講座 2022春講座本の世界で働く人のために「今知っておきたい」情報をコンパクトに凝縮! 日時:2022年5月20日(金),21日(土) 会場:オンライン※ZOOM使用 主催:NPO 法人 本の学校 「書店人教育講座(春講座)」は書店人としての基礎教養を学ぶための講座として、「本の学校」創設時より四半世紀以上にわたって続く歴史ある講座です。現役の出版・図書館関係者をはじめ、第一線で本とかかわる方...

書店人教育講座2022第1講座 書店員の悩みと疑問に答える90分 ~「本そばポッドキャスト」出張版~〈本の学校(オンライン)/5月20日〉

書店人教育講座2022第2講座 地域出版への取り組み ~地域情報誌出版を通じて見えた書店の強み~〈本の学校(オンライン)/5月20日〉

書店人教育講座2022第3講座 書店員のためのSNSの使い方 ~情報収集・発信テクニックと事例集~〈本の学校(オンライン)/5月21日〉

本の学校 書店人教育講座2022第3講座書店員のためのSNSの使い方 ~情報収集・発信テクニックと事例集~講師:大矢靖之(文藝春秋 プロモーション部)書店が個人・店舗でSNSアカ... powered by Peatix : More than a ticket.

書店人教育講座2022第4講座 書店の店舗運営を数字から診る ~内部環境から外部環境まで~〈本の学校(オンライン)/5月21日〉

本の学校 書店人教育講座2022第4講座書店の店舗運営を数字から診る ~内部環境から外部環境まで~講師:湯浅創(インプレス / 未来読書研究所)商圏分析、商品構成、財務諸表や労務... powered by Peatix : More than a ticket.

「電流協アワード2022」オンライン表彰イベント〈電子出版制作・流通協議会(オンライン)/6月3日〉

第5回となります「電流協アワード2022」を実施し、受賞案件をメディア各社に配信いたしました。今回、電流協大賞1件、電流協特別賞5件を選考いたしました。6月3日にオンライン表彰イベントを開催する予定です。

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