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これも学習マンガだ!実行委員会は2月28日、岐阜県の高校図書館司書を対象とした「マンガの図書館利用に関するアンケート」の結果を発表した。77%が「マンガによって図書館の利用が増えている」と回答している。
この調査は、2019年11月に開催された「岐阜県高等学校教育研究会図書館部会研究大会」での事務局長 山内康裕氏による講演の、参加者事前課題として行われたもの。回答者は公立58名、私立4名など、合計64名。回答したすべての高校図書館で、「日本の歴史」などいわゆる学習マンガを含む、マンガが配架されている。
教科・分野を解説する学習マンガに加え、一般マンガも扱っている高校図書館は88%。人気の高いタイトルには『はたらく細胞』『ちはやふる』『宇宙兄弟』『聲の形』など、「これも学習マンガだ!」に選出された作品が多く挙げられている。
77%が「マンガによって図書館の利用が増えている」と回答したのに加え、53%が「マンガをきっかけとして、マンガ以外の一般書も利用されている」と回答。課題としては、長期延滞や又貸し増など利用マナーの啓発や、マンガ導入について教員から理解を得ることの必要性などが挙がっている。
これも学習マンガだ!プロジェクトは、公益財団法人日本財団の主催事業として2015年からスタート。2018年度からは、日本財団、レインボーバード合同会社、キハラ株式会社を構成員とする「これも学習マンガだ!」実行委員会の主催事業(事務局:レインボーバード)になっている。
参考リンク
これも学習マンガだ!公式サイトのお知らせ