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アマゾンの読み放題サービス「Kindle Unlimited」に2月2日、「講談社 雑誌・書籍が読み放題」というバナーが表示された。
対象作品は、2月2日時点で624点。「ジャンルから探す」に表示されているのは雑誌、文学・評論、ライトノベル、絵本・児童書の4ジャンル。「雑誌」は364点、「文学・評論」は173点、「ライトノベル」は29点、「絵本・児童書」は51点と表示された。ほか、写真集が17点ほどあるが、マンガは未配信。
Kindle Unlimited が日本で開始されたのは、2016年8月3日。筆者の調査によると、当初、講談社は1208点を配信していたが、2カ月ほど経った10月初旬に全ラインアップが削除された。
これに対し講談社は、「アマゾン社側の一方的な事情により、同社ランキング上位に並ぶ書目が提供元の弊社に何らの連絡もなく、配信を停止されるという事態が発生」という抗議のリリース(PDF)を配信。以降、講談社のラインアップは Kindle Unlimited から姿を消していた。今回のバナー告知と同時に復活したとすると、3年4カ月ぶりということになる。
Kindle Unlimitedは日本でのサービス開始当初、講談社を含めた多くの出版社のラインアップを大幅に削除し、騒動になっていた。文化通信によると「サービス開始初年は単品を販売したのと同額を出版社に支払う特別条件」でラインアップを集めたが、朝日新聞によるとサービス開始後にアマゾンから「想定以上のダウンロードがあり、出版社に支払う予算が不足した」「このままではビジネスの継続が困難」という説明があり、一方的な削除に至ったようだ。
なお、講談社、小学館、集英社、KADOKAWA、秋田書店などはいずれも当初、Kindle Unlimited にはコミックをほとんど配信していなかった。
参考リンク
Kindle Unlimited の講談社読み放題タイトル