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ファイナンシャル・タイムズが「オーディオブックがデジタル時代の本に新しい声をもたらす」という見出しで、オーディブックの台頭について報じている。
著者自らが録音スタジオにこもり、刊行予定の新刊を朗読する様子から、グラミー賞をとるヒット作(ミシェル・オバマ前ファーストレディーの「Becoming」)が生まれたことなどを紹介し、どの出版社も積極的に取り組んでいるとしている。
Eブックという新しいフォーマットが次なるブームになり、新しい読者が開拓できると、出版社がこぞって制作したのが10年前、今またそれが繰り返されているという。
アメリカでは2014年以降Eブックの売り上げが落ち続けており、代わりに急成長しているのがオーディオブックで、年間10億ドル市場になりつつある。イギリスではさらに普及率が高く2018年には前年比43%の成長率で6900万ポンドだ。
テクノロジーの進化でブームに火がついたオーディオブックだが、それは同時に、テクノロジーに追われる日常からの逃避手段ともなっている、とファイナンシャル・タイムズは指摘する。
参考リンク
ファイナンシャル・タイムズ紙の記事