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プロクエスト(ProQuest)傘下のボウカー(Bowker)の最新調査によると、2018年にアメリカでセルフ・パブリッシングは40%の成長率を見せており、衰えが見えないと報告されている。
ボウカーが毎年発表している調査は、同社の「Books In Print」のデータベースに基づいており、ISBNを登録したタイトルで見たもの。2017年の120万タイトルから2018年には160万タイトルになっており、ほとんどの本はセルフ・パブリッシングの大手プラットフォーム3社(CreateSpace、Smashwords、Lulu Press)から出されている。なお、アマゾンのKindle Direct Publishing(KDP)はISBNを使わなくても出版でき、タイトル数も公表しないため、このデータには含まれていない。
ボウカーの出版データサービス部長であり、ISBNエージェンシーの理事会会長を務めるビート・バーブラン氏は「セルフ・パブリッシング界隈はまだまだ向上しており、著者が自分で出版のプロセスを管理できる機会が増えている。さらに多くの著者が身近なツールを利用して、自分で自分の本を出版、流通、マーケティングできるようになり、これからも安定したペースで成長するだろう」とコメントしている。
参考リンク
ボウカーのリリース
http://www.bowker.com/news/2019/Self-Publishing-Grew-40-Percent-in-2018-New-Report–Reveals.html
レポート全容(PDF)