フランクフルト・ブックフェア開催中に発表されたドイツ書籍賞にS・スタニシチ

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 イベントが目白押しの中、フランクフルト・ブックフェアの席でドイツ書籍賞の受賞者が発表された。ボスニア系ドイツ人の著者、サーシャ・スタニシチ(Saša Stanišić)の小説「Herkunft(起源)」が受賞。

 スタニシチはデビュー作『兵士はどうやってグラモフォンを修理するか』(白水社)がドイツでベストセラーとなり、ドイツ書籍賞の最終候補に残ったほか、ライプツィヒ・ブックフェア賞を受賞している。

 「起源」は自身が子どもの頃にボスニア戦争を逃れてドイツに渡った記憶を辿る自伝的なストーリーと、記憶と歴史の中の”夏”を回想と想像で紡いだ物語、と著者が紹介している。翻訳権はヨーロッパ諸国では既に売れ、中国語、韓国語の出版社も決まっている。

参考リンク

独ドイツ書籍賞の公式ページ
https://www.deutscher-buchpreis.de/
世界の出版ニュース記事ポータル「Publishing Perspectives」の記事
https://publishingperspectives.com/2019/10/sasa-stanisic-wins-2019-german-book-prize/

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About 大原ケイ 215 Articles
NPO法人HON.jp 理事。日米で育ち、バイリンガルとして日本とアメリカで本に親しんできたバックグランドから、講談社のアメリカ法人やランダムハウスと講談社の提携事業に関わる。2008年に版権業務を代行するエージェントとして独立。主に日本の著作を欧米の編集者の元に持ち込む仕事をしていたところ、グーグルのブックスキャンプロジェクトやアマゾンのキンドル発売をきっかけに、アメリカの出版業界事情を日本に向けてレポートするようになった。著作に『ルポ 電子書籍大国アメリカ』(2010年、アスキー新書)、それをアップデートしたEブックなどがある。

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