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株式会社メディアドゥは7月10日、クラウドを活用した電子書籍の新流通システムの開発が完了、ピクシブ株式会社「pixivコミック」と株式会社Amazia「マンガBANG!」への提供を開始したことを発表した。メディアドゥとシステム連携している電子書店はほぼすべて、2019年度中に新システムへの移管が完了する予定。
従来、メディアドゥのシステムはオンプレミス(自社運用)だったが、新システムはアマゾン ウェブ サービス(AWS)上で構築されている。クラウド運用へ切り替えたことにより、可用性と冗長性が高まり、システムの稼働率向上や障害・災害発生時の耐久性を兼ね添えた環境が整ったとしている。
データ処理速度は従来の約3倍で、20万アクセス/秒に対応できることが検証により確認できているという。また、従来のシステムでは数百時間を要していた処理が、数時間まで短縮できているとのこと。機能面での拡張性も従来のシステムより優れており、充実した書誌データに加え、メタデータも追加しやすくなっているという。
なお、pixivコミックとマンガBANG!のアプリには従来のシステムから引き続き、縦横自在のページめくり「ユニバーサルフリック」も提供されている(一部を除く)。
参考リンク
株式会社メディアドゥホールディングスのプレスリリース