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【編集部記事】米Amazonの電子書籍端末「Kindle」のファイルフォーマット「Topaz」の開発者とおぼしき人物が今年1月、自身のブログでDRMクラック騒動などについて感想を語っていることが判明した。
匿名でfluffyと名乗るこの人物は、すでにAmazon社を退社したものの、自身がAmazon KindleのTopazフォーマットの元開発者であることを告白。さらに、昨年末にクラック方法が発見されたTopaz DRMについて「私自身はDRM嫌いだったが、上層部の命令で急いで作った」「私の退社後、誰もDRMを改善していなかったことに驚いた」「もっと早くクラックされるかと思っていた」「Topazは電子書籍の普及に役立ったと思う」と感想を述べている。
さらにコメント欄なども、「もともとマルチプラットフォームを視野に入れて作られたフォーマットではない」「テキストではなく画像データ重視の設計にしてある」「私はKindleを持っていない」などと発言しており、端末開発現場の一面を知るうえできわめて貴重な内容となっている。【hon.jp】n
問合せ先:fluffy氏のブログ記事( http://beesbuzz.biz/blog/e/2010/01/07-interesting_topaz_drm_development.php ※英文)