アマゾンの新本社ビルはニューヨークとバージニアに決定

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 アマゾンが14カ月をかけ、全米中で候補地を探していた第2の本社ビルは、5万人もの高給の理系技術者の雇用が見込めることもあり、全米の都市が獲得競争に動いていたが、11月13日(米国時間)にニューヨーク州のロングアイランドシティと、バージニア州の郊外アーリントンに決定した、と複数のメディアが報じた。

 この2箇所の他にもテネシー州ナッシュビルに5000人規模のロジスティックスセンターを建設する予定で、総工費50億ドルをかけるという。

 アマゾンが新本社の計画を発表してから約240の都市がテクノロジー企業による地方再生の機会を求めて法人税の軽減や、自治体の予算を投入してまで誘致を図った。

 これに対し、地元州民の反応は冷ややかなものが多く、サンフランシスコでグーグル本社拡大のせいで渋滞が起こったり、地域の所得格差が目出つなどの問題も指摘されている。中には、アマゾンの本当の目的は今回の誘致で地元の仔細な情報を得ることだったのではと、うがった見方もある。

参考リンク

ウォール・ストリートジャーナルの記事(有料)
https://www.wsj.com/articles/amazon-chooses-new-york-city-and-northern-virginia-for-additional-headquarters-1542075336

公共ラジオPBSの番組
https://www.npr.org/2018/11/13/667544784/how-amazons-new-headquarters-could-change-communities-in-new-york-and-virginia

About 大原ケイ 92 Articles
NPO法人日本独立作家同盟 理事。日米で育ち、バイリンガルとして日本とアメリカで本に親しんできたバックグランドから、講談社のアメリカ法人やランダムハウスと講談社の提携事業に関わる。2008年に版権業務を代行するエージェントとして独立。主に日本の著作を欧米の編集者の元に持ち込む仕事をしていたところ、グーグルのブックスキャンプロジェクトやアマゾンのキンドル発売をきっかけに、アメリカの出版業界事情を日本に向けてレポートするようになった。著作に『ルポ 電子書籍大国アメリカ』(2010年、アスキー新書)、それをアップデートしたEブックなどがある。