元NY書評紙の編集者が有料書評メルマガを開始

 「ニューヨーク・レビュー・オブ・ブックス」(The New York Review of Books, 以下NYRB)はアメリカでほぼ月刊発行され、各界の著名人による長編の書評で知られる書評紙だが、同紙の名編集者だったアン・シェルバーグが定期購読の書評メルマガを始めると、業界誌パブリッシャーズ・ウィークリーが伝えた。

 シェルバーグによると、「Book Post」という名の新サービスは毎週購読者の元に2編ほどの書評や、書籍出版を考察したコラムなどが送られてくるというもので、後者は定期購読者でなくとも無料でウェブ上で読めるという。さらに毎月、地方のインディペンデント書店と組んだプロモーションも展開する。

 定期購読料は年間45ドル。有料にしたのは「データ分析や、クリック数稼ぎをせずにライターに原稿料を支払うため」(シェルバーグ氏)だという。

関連リンク

パブリッシャーズ・ウィークリーの記事
https://www.publishersweekly.com/pw/by-topic/industry-news/publisher-news/article/77863-former-nyrb-editor-launches-book-post.html

投稿者: 大原ケイ

NPO法人日本独立作家同盟 理事。日米で育ち、バイリンガルとして日本とアメリカで本に親しんできたバックグランドから、講談社のアメリカ法人やランダムハウスと講談社の提携事業に関わる。2008年に版権業務を代行するエージェントとして独立。主に日本の著作を欧米の編集者の元に持ち込む仕事をしていたところ、グーグルのブックスキャンプロジェクトやアマゾンのキンドル発売をきっかけに、アメリカの出版業界事情を日本に向けてレポートするようになった。著作に『ルポ 電子書籍大国アメリカ』(2010年、アスキー新書)、それをアップデートしたEブックなどがある。