2018年上期の紙+電子出版市場は前年同期比5.8%減の7827億円 ~ 出版科学研究所調べ

出版月報

 公益社団法人全国出版協会・出版科学研究所は7月25日発行の「出版月報」7月号で、2018年上半期の書籍・雑誌分野別動向と電子出版市場調査結果を発表した。紙+電子出版市場は7827億円(前年同期比5.8%減)、電子出版市場は1125億円(同9.3%増)と推計している。

 紙の出版物推定販売金額は6702億円(同8.0%減)で、書籍が3810億円(同3.6%減)、雑誌が2892億円(同13.1%減)。雑誌では月刊誌が2341億円(同13.6%減)、週刊誌が550億円(同10.7%減)。月刊誌のうち、月刊定期誌が約11%減、ムックが約16%減、コミックスが約15%減と、不定期誌の落ち込みが激しい。[追記:出版月報の紙の販売額は取次ルートのみで、直販は含まれない]

 電子出版市場では、電子コミックが864億円(同11.2%増)、電子書籍(文字もの)が153億円(同9.3%増)、電子雑誌が108億円(同3.6%減)。電子雑誌は同研究所調べでは初の減少で、読み放題サービス「dマガジン」のキャリアショップ契約手続き見直しによる会員数減が影響しているとのこと。

参考リンク

「出版月報」2018年7月号(出版科学研究所)
https://www.ajpea.or.jp/book/2-1807/index.html

投稿者: 鷹野凌

フリーライター/ブロガー。NPO法人日本独立作家同盟 理事長。明星大学/実践女子短期大学 非常勤講師(デジタル出版論/デジタル出版演習/デジタル編集論を担当)。出版学会員/デジタルアーカイブ学会員。主な著書『クリエイターが知っておくべき権利や法律を教わってきました。著作権のことをきちんと知りたい人のための本』(インプレス・2015年)