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伝統的な取次＆書店流通の商業出版から、インターネットを活用したデジタルパブリッシングまで、広い意味での出版関連ニュースをデイリーでまとめて配信。ボットではありません。編集部の中の人がすべて自分の目で読んで、手作業でまとめています。2025年12月21日付までのピックアップログ全件はこちら。以降、次年度のログはこちら。
【目次】
- 総合
- 政治
- 社会
- AI新世紀・覇権の行方：／3 日本語データ狙う米（その2止） 国産、強み生かせるか 蓄積データ、文庫本45億冊分〈毎日新聞（2025年12月29日）〉
- AI新世紀：オープンAIも狙った垂涎の日本語データ 「国産」の強みにできるか〈毎日新聞（2025年12月29日）〉
- 武田砂鉄が2025年ベストセラーを振り返る 流行はシンプルで低体温〈好書好日（2025年12月29日）〉
- AI時代における文芸翻訳の意義とは？ 鴻巣友季子に聞く、翻訳家にとって最も大切なこと〈Real Sound｜リアルサウンド ブック（2025年12月29日）〉
- 2025年はこんなに豊作！本読みの二人が「まだ読んでない人に、なんとしても推したい小説」がずらり！｜アルパカ通信 幻冬舎部｜アルパカ内田／コグマ部長〈幻冬舎plus（2025年12月29日）〉
- 報道等における『コミケ』『コミケット』『コミックマーケット』の商標の使用について〈コミックマーケット公式サイト（2025年12月28日）〉
- 経済
- 技術
- イベント
- お知らせ
総合
リンク投稿が有料に? Facebookのテストが物議【Media Innovation Weekly】12/29号〈Media Innovation（2025年12月29日）〉
Perplexity 記事の無断利用抗議に対応せず Publidia #240〈Publidia（2025年12月29日）〉
【北米エンタメニュース】「映画「国宝」MoMAで上映」「劇場版「鬼滅の刃」監督が語る、制作上の挑戦と世界での成功」「Netflix『10DANCE』はラテンアメリカでどう受け止められたのか」〈libro（2025年12月28日）〉
政治
AI学習データ整備支援へ、製造業など効率化…国産AIに利活用〈読売新聞（2025年12月29日）〉
社会
AI新世紀・覇権の行方：／3 日本語データ狙う米（その2止） 国産、強み生かせるか 蓄積データ、文庫本45億冊分〈毎日新聞（2025年12月29日）〉
AI新世紀：オープンAIも狙った垂涎の日本語データ 「国産」の強みにできるか〈毎日新聞（2025年12月29日）〉
ひとことコメント
（OpenAI社）が国会図書館に接触したのは24年2月ごろだった。しかし、図書館側は「お断りした」。代わりに、著作権保護期間が満了した資料の提供を案内したという。
おお！？ 明確に「お断りした」って情報は、初めて見たかも。NDL Labで「著作権保護期間の存続している資料」は著作権法30条の4の範囲でなら提供可能だって以前は書いてあったんですよね。改めて調べてみたら、WARPのアーカイブで2024年4月2日時点までこの記述が残っていたことが確認できます。しかし、記事にはこんなことも書いてあります。
国会図書館では23年2月以降、著作権保護期間内のデータの提供を見合わせることにしていた。
あれ？ そうなの？ だって私、2023年に自民党デジタル社会推進本部がAIホワイトペーパー骨子を公開したときや、アルトマンが来日したときに、NDL Labのこの記述に気づいて「もうすでに使われているかも」なんて書いてるんですよね。時系列的には、2023年3月にアルトマンが来日して岸田首相と面会、2024年2月にアルトマンがNDLへデータ提供を要請して断られる、その直後にNDL Labから記述が消えた、という感じです。うーん……アルトマンから「でもここに提供可能って書いてあるじゃん」って指摘され、消すのを忘れていた事に気がついた？（鷹野）
武田砂鉄が2025年ベストセラーを振り返る 流行はシンプルで低体温〈好書好日（2025年12月29日）〉
AI時代における文芸翻訳の意義とは？ 鴻巣友季子に聞く、翻訳家にとって最も大切なこと〈Real Sound｜リアルサウンド ブック（2025年12月29日）〉
2025年はこんなに豊作！本読みの二人が「まだ読んでない人に、なんとしても推したい小説」がずらり！｜アルパカ通信 幻冬舎部｜アルパカ内田／コグマ部長〈幻冬舎plus（2025年12月29日）〉
報道等における『コミケ』『コミケット』『コミックマーケット』の商標の使用について〈コミックマーケット公式サイト（2025年12月28日）〉
経済
「電子書籍・単話版」という選択肢——亀山隆彦氏と臨川書店が挑む、学術出版の新たな形〈ちえうみPLUS（2025年12月29日）〉
ひとことコメント
電子版を作るからこそ、紙がいかに変え難い貴重なものか強く感じました。この10年でわたしたちを取り巻く読書環境が大きく変わったように、電子データはフラジャイルな存在です。
フラジャイル（fragile）は「壊れやすい」とか「もろい」という意味です（この記述を見て調べました）。なるほど確かに。いいインタビュー。（鷹野）
本は売れなくなった“だけ”ではない。運べなくなった──米マスマーケットPB終焉の衝撃〈mizuho furuhata（2025年12月29日）〉
ひとことコメント
最後のほうで言及されている日本の「スタンド卸」について。
日本でも実はここ10～20年に似たようなことが起きています。スタンド卸という流通網の再編、撤退が非書店チャネルを衰退させ、雑誌衰退の加速となったのでは…という話です。
ガソリンスタンドはハイブリッド車の普及や人口減などによりガソリン需要そのものが減って、本業が苦しくなってしまったんですよね。というか書店以上にバタバタ潰れてます。たまたま私は、父が定年退職後にしばらく嘱託でガソリンスタンド組合で働いていて、帰省するたびガソリンスタンドの苦境について話を聞かされていました。でも、ガソリンスタンドの減少を惜しむ一般市民の声とか記事は、ついぞ目にしなかったなあ。（鷹野）
ジェイ・キャスト 蜷川聡子氏「コンテンツの流通を本格的に再設計する1年にしたい」〈DIGIDAY［日本版］（2025年12月28日）〉
出版業界の未来：2026年にAIがもたらす4つの変革〈Forbes JAPAN（2025年12月28日）〉
技術
Cloudflare Reports Surge in Streaming Piracy Takedowns, Removes 20k+ Storage Accounts（クラウドフレア、ストリーミング海賊版削除の急増を報告、2万以上のストレージアカウントを削除）〈TorrentFreak（2025年12月29日）〉
ひとことコメント
「おや？」と思ったんですが、対象はCloudflare R2 Storageのアカウントです。著作権侵害の苦情が2023年上半期では数百件だったのが2025年上半期には十数万件まで急増した、みたいなことも発表しているようです。少しは変わりつつあるのかしら？ でもCDNのほうは相変わらず、それぞれのホスティングサービスに削除通知を転送するだけみたいですが。（鷹野）
「Word」ドキュメントを直接Kindleデバイスへ送る機能、2026年2月9日より段階的に終了〈窓の杜（2025年12月29日）〉
イベント
日本電子出版協会「新春講演会：2026年の電子出版はどうなる？」講師：鷹野凌〈オンライン／1月9日〉
デジタルアーカイブ学会「第10回研究大会 / デジタルアーカイブ推進基本法は現場とアーカイブ支援をどう変えるか / デジタルアーカイブ推進基本法に向けた最新動向 など」〈東京都千代田区（一橋講堂）/ 2026年1月9日～10日〉
図書館流通センター「電子図書館サミット2025」〈東京都文京区（図書館流通センター 本社B1Fホール）／1月29日〉※TRC-DL導入自治体関係者のみ対象
お知らせ
新刊について
文フリ東京で頒布した新刊はボッドキャスト・ファーストの書籍化！『ぽっとら Podcast Transcription vol.1 ～ 詐欺広告や不快広告・金融検閲・生成AIと著作権・巨大IT依存問題など、激変する出版界の広範な論点を深掘りしてみた。』というラノベみたいな長いタイトルの本です。詳細はこちら。
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