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株式会社電通と株式会社富士山マガジンサービスは6月1日、合弁会社「株式会社magaport」の営業を開始した。両社がこれまで共同で行ってきた雑誌コンテンツ流通事業や、雑誌記事データ配信・データプラットフォーム事業などを統合する。出資比率は富士山マガジンサービスが51%、電通が49%。
富士山マガジンサービスは2002年に設立された、オンライン雑誌書店「Fujisan.co.jp」の運営会社。電通は2011年に、出版社向け電子雑誌業務支援システム「Magaport(マガポート)」の提供を開始している。
富士山マガジンサービスは2017年4月に、紙の雑誌用に作られた雑誌コンテンツを記事・画像単位のマイクロコンテンツへ簡単に変換できる「Fujisan記事抽出システム」を開発、電通へ「マガポート記事サービス」として独占提供を開始。本サービスは「電流協アワード2018」大賞を受賞している。
今後はこの新会社で、マガポートを軸にした雑誌コンテンツの流通事業、雑誌コンテンツを活用したコンテンツマーケティング事業、富士山マガジンサービスとの連携による定期購読IDデータを活用した広告などの新サービス、電通グループのデジタルマーケティング事業との連携による新規ビジネス開発を行っていくとしている。
なお、電通がこれまで社内プロジェクトとして取り組んできた電子雑誌書店「マガストア」は、7月1日に富士山マガジンサービスへ譲渡される予定とのこと。
参考リンク
電通のプレスリリース: