【週末集中ゼミ】「hon.jpターミナル」で学ぶ電子書籍の商品管理 第7回「書誌レコードにメタデータを入力する」

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【編集部記事】※いつもhon.jp DayWatchをご覧いただきましてまことにありがとうございます。

 hon.jp DayWatchでは毎週末、あまり語られることがなかった「商品管理」という観点で、電子書籍の本質に迫っていきます。そして、すでに一部出版社で使われている「hon.jpターミナル」という電子書籍書誌管理システムを使いながら、その業務対策について考えていきます。出版社勤務の方は、ぜひ研究の参考にしてみてください。—hon.jpシステム部

 前回は「hon.jpターミナル」で「書誌レコード」と「フォルダ」をマウスでドラッグ&ドロップしていろいろと整理できることをデモしました。次は、書誌レコードに実際に商品に関するメタデータを入力してみましょう。

 メタデータとは、対象物についての付随情報や関連情報を集めたものを指します。たとえば、書籍という商品を例にとると、タイトルもメタデータの1つですし、作者名や価格などもメタデータの一種です。表紙サムネール画像やジャンル情報、ISBNコードなどもそうです。

 hon.jpターミナルのユーザーは、あらかじめ作成した書誌レコード上で、メタデータを追加・変更・削除していくことが日々のメイン業務になります。実際に、下のビデオを観てください。

 この「ジャパン出版社」の電子書籍担当者は、前回作成した「新しい小説世界について」という電子書籍の書誌レコードアイコンをクリックして、「サブタイトル」や「著者」「役割」といったメタデータを入力しています。そして、最後に「更新」ボタンをクリックしてデータベース登録しています。

 このようにして入力されたメタデータは、「ジャパン出版社」の社内や取引先(取次業者やシステム会社、電子書籍販売サイトなど)が実際に業務で使っていくことになります。もちろん、思い立ったらいつでも追記や修正は可能です。

 書誌レコードを次々と作成していくと、自然とフォルダでそれらを整理していくことになります。しかし、フォルダが増え過ぎて、どのフォルダに作業対象の書誌レコードを入れたのか、うっかり忘れてしまう場合もあるかもしれません。

 そのような場合は、hon.jpターミナルの画面右上にある検索ボックスを使いましょう。下のビデオを観てください。

 この例では、いつも使っている検索エンジンサイトやメールソフトのように、作品名の一部を入力することで探している書誌レコードを見つけて、そのままメタデータ編集に入っています。もちろんマウスクリックでフォルダ階層の中を泳ぐというアプローチもいいですし、このビデオのように毎回検索ボックスで検索するというアプローチもいいでしょう。自分に合ったスタイルで、日々の入力業務をこなしていきましょう。

【hon.jp】n

問合せ先:hon.jpターミナルの製品概要ページ( http://hon.jp/doc/honjpterminal.html

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