【週末集中ゼミ】「hon.jpターミナル」で学ぶ電子書籍の商品管理 第5回「フォルダを作ってみよう」

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【編集部記事】※いつもhon.jp DayWatchをご覧いただきましてまことにありがとうございます。

 hon.jp DayWatchでは毎週末、あまり語られることがなかった「商品管理」という観点で、電子書籍の本質に迫っていきます。そして、すでに一部出版社で使われている「hon.jpターミナル」という電子書籍書誌管理システムを使いながら、その業務対策について考えていきます。出版社勤務の方は、ぜひ研究の参考にしてみてください。—hon.jpシステム部

 前回、「hon.jpターミナル」を操作するために必要な“3つの事柄”を説明しました。今回はさっそくそれらを体験してみましょう。 

 「hon.jpターミナル」では、電子書籍商品1つを、「書誌レコード」と呼ばれるアイコンで表現しています。この書誌レコードは、その商品に関するさまざまな情報(表紙画像ファイルや書誌メタデータ、コード情報など)を格納する1単位になります。

 まずは、このビデオを見てください。下の例では、「ジャパン出版社」の電子書籍担当者が、hon.jpターミナル上に「新しい小説世界について」という新しい電子書籍を商品登録しようとしているところです。

 この担当者は、hon.jpターミナルのメイン画面下のコマンドメニューを呼び出し、その中にある「+書籍レコード作成」コマンドを選択します。すると、「namespace」「書名」を入力するように言われます。

 「namespace」は後の回で説明しますが、コンピュータ側が今後の作業で使うための商品管理IDのようなものだと覚えておいてください。「mynovel1」とか「ebook123」とか、半角アルファベットや半角数字で好きな名前を付けましょう。「書名」はその名のとおり、電子書籍の作品名を入力します。そして最後に「作成」ボタンをクリックして、本作品についての書誌レコードを作成します。

 この新しく作られた「新しい小説世界について」の書誌レコードの中に、あとで作家名や価格、商品解説文やジャンルなどさまざまな情報を登録していくことになります。

 hon.jpターミナル上では、「フォルダ」も同じように作成できます。

 次のビデオを見てください。この例では、さきほどの「ジャパン出版社」の電子書籍担当者が、とりあえず小説系の商品群を1つのフォルダにまとめておこうと、「小説フォルダ」というフォルダを新規作成しています。

 新規フォルダを作成するときも、hon.jpターミナルのメイン画面下のコマンドメニューを呼び出し、その中にある「+フォルダ作成」コマンドを選択し、「namespace」「日本語名」を入力するように言われます。

 以上、hon.jpターミナルで初めて書誌レコードとフォルダの両方を作ってみました。hon.jpターミナル上での業務作業は、基本的にはこの2種類のオブジェクトを使っていくだけです。

 次回では、実際にこの書誌レコードをフォルダの中に入れたり、出したりする方法をデモします。

【hon.jp】n

問合せ先:hon.jpターミナルの製品概要ページ( http://hon.jp/doc/honjpterminal.html

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