【EPUB有料連載リンク】今Webにある危険 — ジェリー・パーネル/訳・林田陽子「新・混沌の館にて」

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※いつもhon.jp DayWatchをご覧いただきましてまことにありがとうございます。

 いつもご覧いただいております読者の皆さまへの御礼も兼ねまして、今週から週1回程度、IT書籍の翻訳家として有名な林田陽子氏が個人で権利取得・有料配信スタートしました米国ITコラムニスト・ジェリー・パーネル氏の「新・混沌の館にて」を冒頭部分のみ抜粋して掲載してまいります。

 業界関係者の方は、EPUBを使った個人による新しい電子出版モデルの一例として、研究の参考にしてみてください。また、単純にパーネル氏のコラム記事が気に入った方は、ページ下部のリンクから有料購読サイトまで飛んで行ってみてください。では、まずは9月6日配信分をどうぞ。—hon.jpシステム部

【冒頭より】

「今Webにある危険」ジェリー・パーネル/訳・林田陽子

 私は今ごろはもうiPhone 4を持っていると思っていた。持っていないのは、すべて私に原因がある。一方、私とiPadの蜜月は続いている。私は今iPadで Wall Street Journalを読んでいる。私は紙版の方が好きだ。なにしろ私は新聞と新聞紙に慣れきっているからだ。iPadの魅力は、私を新聞紙から引き離そうとしている。iPadはそれほどすばらしい。

 Leo Laporteが新手の詐欺をレポートしている。彼は、彼の新しいiPadとスタンドが発送されたというAmazonからの電子メールによる通知を受けとった。発注ミスを報告するサイトへ飛べるごくありきたりなリンクがあった。Leoは新しいiPadなど発注していなかったので、そのリンクをクリックしそうになったのだが、すんでのところで我に返った。そのリンクはロシアのどこかに通じていた。彼は、クリックするのはまずいと考えて、そのメッセージを削除した。彼がコメントしているように、それは本物そっくりに見えるメッセージだった。推測するに、もし彼がそのサイトへ行ったら、Amazonのサイトそのものに見えて、彼のユーザー名とパスワードを要求しただろう。

非常に危険な場所だった。

危険はまだまだある。

 毎日新しいインターネット詐欺が生まれている。ほとんどの場合、あなたがそれを知る前に検知されて、対応策が考案される。だが、システムを常に最新の状態しておいても絶対的な保証にはならない。それに加えて常識に照らして判断することが安全を守る。あなたは、外部のスキャン機能を使ってシステムを定期的に検査しているかもしれない。私はESETオンライン・スキャンhttp://www.eset.com/online-scanner を使っている。スキャンにはそれほど時間はかからないし、かなり完全に調べられる。同じぐらい優れたものが他にもあるはずだ。

 あなたは自分のシステムが以前より安全になったと安心しているかもしれないが、Conficker Working Groupが「eyechart」http://www.confickerworkinggroup.org/infection_test/cfeyechart.html を提供している。これは「Conficker」ワームをすばやく検出する。このワームはまだあちらこちらで活動していて、何百万台ものコンピューターを感染させたと言われている。Confickerは活性化されるまで何もしない。さらに、感染したシステムは、Confickerが入っていることに気づかない。あなたはたぶんConfickerに感染していないだろうが、eyechartでチェックするのにそれほど時間はかからない・・・

8月コラムの内容−「電子出版と著作者たちの未来」ほか

【つづきは「新・混沌の館にて」サイトで】

Be Innovative

 はじめまして、翻訳者の林田陽子です。このたび、hon.jp様のサイトにて、「新・混沌の館にて」の立ち読み提供を始めさせていただくことになりました。

 ジェリー・パーネル氏は米国のSF作家であると同時に、著名コンピューター・コラムニストでもあります。20年以上にわたって、小型コンピューターの初期の時代から、製品のレビユー、コンピューター業界の動向についてのコメントを発表してきました。

 1970年代に今のiPadにそっくりのポケットコンピューターを自分の小説に登場させ、書籍がいずれ電子化されることを予見して、早い時期から自著の電子化に取り組んできました。現在、このコラムの中心的なトピックになっているのが電子出版です。

 日本では、日経BP社が「日経バイト」、「日経PC Online」に20年以上掲載を続け、読者の強い支持を得ていました。私は5年前から、この翻訳を委託されていました。

 日経PC Onlineでの掲載終了が決まった時、これを違う形で読者の皆様に読んでいただける方法はないかと、考え始めました。

 「Be Innovative」とは、私がパーネル氏にコラム翻訳の電子書籍版を販売する許可をいただきたいとお願いした時、パーネル氏から私に贈られた言葉です。パーネル氏は私がやろうとしていることが難しいことであることを知った上で、この言葉を贈ってくださいました。

 革新的などとはおこがましくてとても申せませんが、少しでも、皆さまのお役にたてれば幸いです。

 よろしくお願いいたします。n

問合せ先:「新・混沌の館にて」サイト( http://www.sciencereadings.com/

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