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伝統的な取次&書店流通の商業出版から、インターネットを活用したデジタルパブリッシングまで、広い意味での出版に関連するニュースをデイリーでまとめています。ボットではありません。すべて手作業です。
【目次】
政治
社説:AIのルール まずは国内で規制に取り組め〈読売新聞(2024年5月4日)〉
ひとことコメント
AIに限らず、隙あらば権利保護強化を図ろうとするいつもの読売新聞。(鷹野)
Google訴訟、独占は「競争の結果」か 夏にも判決〈日本経済新聞(2024年5月4日)〉
社会
消える老舗、「書店危機」の実態◆国の支援に分かれる賛否【時事ドットコム取材班】〈時事ドットコム(2024年5月4日)〉
人気漫画家 生成AIに絵柄を無断学習される“なりすまし横行”に苦言「削除困難 現行法を回避する悪烈さ」〈Real Sound|リアルサウンド ブック(2024年5月4日)〉
ひとことコメント
狙い撃ちLoRAは、文化庁「AIと著作物に関する考え方」で「享受目的が併存する(=法第30条の4が適用されない)」と整理されています(スライドp8)。法的な対抗措置が可能だと思われます。(鷹野)
「生成AI」偽情報と規制 “規制強化すべき”61% NHK世論調査|生成AI・人工知能〈NHK(2024年5月3日)〉
ひとことコメント
さらに最近では、生成AIを使って企業の代表者になりすまして投資を呼びかける広告に画像や名前を使われるケースも増えてきているということで、企業のイメージや株価などにも影響することが懸念されています。
詐欺広告と生成AIって関係ありましたっけ? 詐欺広告に画像や名前を使われるケースって、シンプルに無断転載・無断利用だと思うのですが。偽情報は、生成AIが世に出る前から大量に存在しています。質問文が記事内に書かれていないため判断が難しいのですが、規制強化を図るべき対象が「偽情報」なのか「生成AI」なのかが、どうも混同されているような。(鷹野)
経済
オンデマンド出版広がる ニッチな本、編集支援に商機 活字の海で〈日本経済新聞(2024年5月4日)〉
[社説]米巨大ITはAI市場を育む投資を競え〈日本経済新聞(2024年5月3日)〉
イベント
国立国会図書館国際子ども図書館・上野の森 親子ブックフェスタ運営委員会「生成AI『チャットGPT』と学校教育・図書館の未来を考える」〈国際子ども図書館(東京都台東区)/5月5日〉
東京文化資源会議「ひじりばし博覧会2024 in ソラシティカンファレンスセンター」〈東京都千代田区/5月5日〉
総務省「デジタル空間における情報流通の健全性確保の在り方に関する検討会 ワーキンググループ(第18回)開催案内」〈オンライン/5月10日〉
日本電子出版協会「野村 直之 氏: 生成AIで幸福になるには?」〈オンライン/5月13日〉
日本出版学会 出版技術研究部会「デジタル対応製本とスマートファクトリー」見学会〈東京都千代田区科学技術館/5月15日〉
公益財団法人新聞通信調査会「生成AIとジャーナリズムの行方」〈東京都千代田区プレスセンターホール(オンライン併用)/5月28日〉
日本出版学会 出版技術研究部会「宮田印刷による活版印刷の取組と精興社活版印刷(ビデオ上映)――山口一郎『ことば』『ことば2』(青土社刊)の印刷を題材に」〈東京都千代田区/6月10日〉
デジタルアーカイブ学会「第4回 DAフォーラム」〈オンライン/6月23日〉
株式会社図書館流通センター(TRC) 「電子図書館サミットin中部」〈愛知県名古屋市/6月26日〉
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