Google Book Search裁判、控訴審が結論「クラスアクション訴訟として認定する前にまずフェアユース面での議論を」

noteで書く

《この記事は約 2 分で読めます(1分で600字計算)》

【編集部記事】米国の電子書籍ニュースサイト「The Digital Reader」によると、現地時間7月1日、ニューヨーク連邦地裁Denny Chin判事がクラスアクション訴訟として認定した「Google Book Search訴訟」について、その認定を控訴していたGoogle社(本社:米国カリフォルニア州)に控訴裁判所が「クラスアクション訴訟として認定する前にまずフェアユース面での議論を」との判断を下したとのこと。

 2005年に始まり、双六ゲーム状態になってもうすでに8年目となる本裁判では、昨年5月に入り被告側のGoogle社(本社:米国カリフォルニア州)が原告団からThe Authors Guildなど作家団体を排除するよう裁判所に要請。しかし、Chin判事が「クラスアクション訴訟の範囲内である」としてその要請を却下し、Google側が控訴審に訴え、今年5月には控訴審が「クラスアクション認定が先か、それともフェアユース議論が先か」判断してからChin判事に差し戻すことを通達していた。

 今回の控訴審の判断によりクラスアクション原告団は散会し、一連の裁判は振り出しに戻ってフェアユース論での裁判として再スタートすることになる。【hon.jp】

問合せ先:The Digital Readerの記事( http://www.the-digital-reader.com/2013/07/01/appeals-court-tosses-out-class-action-status-in-google-books-lawsuit/

noteで書く

広告

著者について

About hon.jp Staff 7938 Articles
株式会社hon.jp(2018年3月31日で解散)スタッフによる記事のアーカイブです。ニュースメディア「hon.jp DayWatch」はNPO法人HON.jpが事業継承し、2018年10月1日より「HON.jp News Blog」へ名称変更、リニューアルして運営しています。リンク先が消えている場合は、Wayback Machineなどを利用すると、当時の記事が掘り出せるかもしれません。
タグ: