日刊出版ニュースまとめ 2023.01.28

日刊出版ニュースまとめ

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 伝統的な取次&書店流通の商業出版から、インターネットを活用したデジタルパブリッシングまで、広い意味での出版に関連するニュースをデイリーでまとめています。

【目次】

国内

ネット中傷、法規制慎重に 新聞協会が意見書〈共同通信(2023年1月27日)〉

総務省の有識者会議がインターネット上での誹謗中傷対策を検討していることに関し、日本新聞協会は26日、...

総務省違法・有害情報対策の在り方に意見 新聞協会|新聞協会ニュース〈一般社団法人日本新聞協会(2023年1月26日)〉

「表現の自由」再考 「表現の自由か平等か」の二項対立を超えて|曽我部真裕 ※有料会員限定〈毎日新聞(2023年1月27日)〉

 近年、米国では「Z世代」の若者を中心に、表現の自由に対する疑問が広がりつつあるという。  これは日本でも同様で、他人を攻撃し、あるいは差別・偏見を助長することを、表現の自由の名のもとに野放しにしてよいのかという声はしばしば聞かれる。

ツイッター文学、書籍化続々 若者ひき付け炎上も味方に〈日本経済新聞(2023年1月27日)〉

「ツイッター文学」と呼ばれるツイッター発の小説が話題を呼んでいる。東京に渦巻く嫉妬や人間模様を緻密に描き、人気作家も登場。2022年9月には麻布競馬場氏の作品が書籍化、23年1月30日にはツイッター文学の先駆者である窓際三等兵氏が外山薫名義で長編小説を出版する。若い世代を中心に新たな読者層が書籍を手にするきっかけになっている。集英社から22年9月に出版された「この部屋から東京タワーは永遠に見え

noteがポイント制度、広告サービス導入視野 加藤CEOに直撃 ※有料会員限定〈日経クロストレンド(2023年1月27日)〉

コンテンツ配信プラットフォーム「note」を展開するnoteは2022年12月21日、東証グロース市場に株式を公開した。IDを保有する会員が585万人超、MAU(月間利用者数)は4000万人に迫るなど、noteの利用者が拡大する中、企業のマーケティングの場としても重要性が高まっている。そこで、CEO(最高経営責任者)の加藤貞顕氏にマーケティングプラットフォームとしてのnoteの強みを聞いた。

【飯間浩明さん寄稿】新聞は世間の日本語を正せるか〈毎日ことばplus(2023年1月27日)〉

会員限定記事(登録無料)国語辞典や言葉についてさまざまな場で発信している三省堂国語辞典編集委員の飯間浩明さん。

出版業界事情:本の未来を問うハイブリッド型文学全集『小学館世界J文学館』登場 永江朗 ※有料会員限定〈週刊エコノミスト Online(2023年1月27日)〉

『小学館世界J文学館』は小学館の創立100周年企画のひとつ。Jは児童、ジュニア、次世代のJ。若い世代向けの文学全集である。  かつて文学全集といえば、数十巻に及ぶものが多かった。たとえば1959年に刊行を開始した講談社の『少年少女世界文学全集』は全50巻。筆者が子供のころ親にねだって買ってもらった学

LINE、「公式アカウント」オーナー向けにサブスクを作成できる新機能〈CNET Japan(2023年1月27日)〉

LINEは1月27日、企業や店舗向けに提供している「LINE公式アカウント」のオーナー向けに、簡単にサブスクリプションサービスを作成できる機能「LINE公式アカウントメンバーシップ」の提供を開始したと発表した。

ヤフー、「Yahoo!広告」に他社の広告掲載結果との比較機能「オークションインサイト」を提供〈CNET Japan(2023年1月27日)〉

ヤフーは1月26日、「Yahoo!広告 検索広告」において、同じ「広告オークション」に参加している他社の広告と自社の広告の掲載結果を比較できる「オークションインサイト」機能の提供を開始した。

きっと紙には何かが刷られていくし、印刷機が止まることはないと信じている――印刷会社「精興社」の吉島さんインタビュー〈ポプラ社一般書通信|note(2023年1月27日)〉

★前置きは第一回記事と同じ文面です。 過去記事をお読みくださったかたは「※※」までスクロールしてください。 「紙の本って、どうなっていくんでしょうね」 どうしてそんな話になったのか、さっぱり覚えていないのですが、製作部の藤倉さんが、ぽつりと零しました。 製作部という部署を聞きなれない人もいるかもしれませんが、本の紙や印刷加工など、本づくりを製造の部分から支えてくれる部署のことです。 ※製作部のお仕...

新人ライターや編集者に教えている「文章は“リズムと通り”で読みやすく」〈シュッパン前夜 編集部|note(2023年1月27日)〉

今宵、本の深みへ。 編プロのケーハクです。 先日、とある大物の某先生が、某通信社との修正のやりとりで交渉決裂したという文章を、SNS上に公開するといった出来事がありました。 なにやら担当編集が「体言止めが美しい」という理由で、20ヶ所以上の赤字を入れてきたことが原因なのだとか。 「なるほど」 この展開からすると、完全に編集者が悪者になる感じだな〜と思っていたら、やはり「直す箇所がない!」といった執筆...

毎日新聞校閲センターのサイトが「毎日ことばplus」にリニューアル ことば好きや校正・校閲者をつなぐ交流の場目指す〈Media Innovation(2023年1月26日)〉

「毎日ことばplus」オープンしました〈毎日ことばplus(2023年1月25日)〉

このたび、毎日新聞校閲センターのサイト「毎日ことば」がリニューアルし「毎日ことばplus」がスタートしました。

世界

Amazonが4月にデジタル資産事業を立ち上げか、BCゲームやNFT検討=報道〈あたらしい経済(2023年1月27日)〉

Amazonが今年デジタル資産事業を立ち上げか 米アマゾン(Amazon)が新たにデジタル資産事業を立ち上げることが、暗号資産(仮想通貨)メディア「ブロックワークス(Blockworks)」によって、複数の情報筋による話をまとめる形で1月27日報じられた。 その報道によると、アマゾンは今年4月にデジタル資産事業の開始を目指し開発を進めているという。新事業はブロックチェーンゲームもしくはそれに関連し

Twitter、検索キーワード連動広告を提供開始〈ケータイ Watch(2023年1月27日)〉

 Twitterは、検索連動型広告「Twitter検索キーワード広告」を1月25日よりオープンベータとして提供開始した。サービスはオープンベータだが、すべての広告主で利用できる。

見つからない「Twitterと同じ」プラットフォーム:進むソーシャルメディアの断片化と、戦略の複雑化〈DIGIDAY[日本版](2023年1月27日)〉

イーロン・マスクがTwitterを買収して以来、Twitterは常にヒートアップかつ混沌とした状態にあり、一部の大手広告主はTwitterを離れつつある。マストドン、ハイヴ・ソーシャル、ポストニュースなどの代替プラットフォームに移動するユーザーも少なくない。しかし多くのマーケターは追随するかどうか迷っている。

米国向け電子コミックアプリ「Comicle」を提供開始〈株式会社アムタスのプレスリリース(2023年1月27日)〉

株式会社アムタスのプレスリリース(2023年1月27日 10時40分)米国向け電子コミックアプリを提供開始

Fight to support Digital Access in libraries reaches 1000+ Author names〈Good e-Reader(2023年1月26日)〉

When asked to think about your local library, perhaps you see images of books, computer stations, pleasant librarians, digital materials, and bright meeting rooms for hosting book club meetings, toddler play groups, senior knitting classes, and new-comer language sessions. However, you wouldn’t be incorrect if you also thought of an institution which, as of late, has become the focus for conten...

イベント

第22期 文化審議会 著作権分科会 法制度小委員会(第9回)〈文化庁(オンライン)/1月30日〉

BSJキックオフイベント「まちづくり×本屋シンポジウム」〈ブックストア・ソリューション・ジャパン(日本教育会館)/2月3日〉

ブックストア・ソリューション・ジャパン(BSJ)ではキックオフ・イベントとして、「まちづくり✕本屋」をテーマにシンポジウ

オンラインモール利用事業者向けオンラインセミナー「透明化法の運用状況と出店者が気をつけたい法律知識(商標権)について」〈経済産業省(オンライン)/2月10日〉

デジタルプラットフォームを利用する事業者の相談に応じ、解決に向けた支援を行うための相談窓口です。

ジャパンサーチAPIハッカソン「ミュージアム、図書館、地域で使えるサービスを作ろう!」〈ジャパンサーチ(オンライン)/2月11日・19日〉

友利昴×沢辺均「その著作権、エセじゃないですか?」〈版元ドットコム(オンライン)/2月18日〉

本の校閲オンライン講座「デジタル時代に生きる校正のこころ」講師:大西寿男〈毎日文化センター(オンライン)/2月21日〉

毎日文化センターオンライン講座 NHK【プロフェッショナル~仕事の流儀】出演!校正者 大西寿男さんが語る「校正のこころ」

報告:阪本博志(帝京大学)「大宅壮一が遺したもの」〈日本出版学会 雑誌研究部会(オンライン)/2月24日〉

「大宅壮一が遺したもの」  報 告:阪本博志(帝京大学)   日 時:2023年2月24日(金) 19時00分~20時30分(予定) 場 所:オンライン開催(Zoom) 参加費:無料 定 員:100名 申込先:https://forms.g

国立国会図書館デジタルコレクションのリニューアル〈日本電子出版協会(オンライン)/2月28日〉

報告:石田あゆう(会員・桃山学院大学社会学部教授)「雑誌出版とジェンダー:『婦人文藝』主宰者としての神近市子を中心に」〈日本出版学会 関西部会(オンライン)/3月4日〉

「雑誌出版とジェンダー  :『婦人文藝』主宰者としての神近市子を中心に」  報 告:石田あゆう(会員・桃山学院大学社会学部教授)   日 時:2023年3月4日(土)14時30分~16時00分(開場:14時15分) 場 所:オンライン開催(

第18回レファレンス協同データベース事業フォーラム「レファ協で出会う専門図書館―そのディープな魅力に迫る―」〈国立国会図書館(オンライン)/3月22日〉

2023年4月月例研究会「これからの学術情報システムのメタデータ収集・作成方針 : 「流通」を前提としたメタデータの整備に向けて」〈日本図書館研究会情報組織化研究グループ(オンライン)/4月15日〉

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