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【編集部記事】IT教育ニュースブログ「iLearn Technology」記事によると、米国コロラド州の小学生向け学習塾で、電子書籍販売サイトの“立ち読み”版が子供の読書意欲の向上に役立っているという。
この事例は、デンバー市内で富裕層向け学習塾を経営するAnastasis Academy社。同社では、子供たちに本への興味を持ってもらうため、Amazon社の立ち読み用電子書籍ビューワを使ったゲーム感覚の授業を発案。まず、複数の電子書籍作品の立ち読み版を埋め込んだ自作サイトを作成。そして、1人1人にiPadを配り、1冊2分間制限ルールで立ち読み版を好きなスタイルで読むように指示し、時間終了したらベルを鳴らし、あらかじめ配っておいたアンケート用紙にその作品の書名と「読みたい/読みたくない」を書かせる。あとは、これを数回連続で繰り返していくだけ。結果、子供たちは本との接触方法を学びつつ、自分の興味分野がわかり、読書意欲が向上するとのこと。同社ではこれを「Extreme Speed Booking」教育法として提唱している。
簡単にいえば、小学校の図書室などで行なわれる図書教育授業のようなものであるが、このExtreme Speed Bookingは、1)教材コストがいらない、2)テーマ・年齢別にゲーム設定が可能、3)ITリテラシー向上にも役立つ、など数多くのメリットがあるとのこと。さすがのAmazon社もびっくりの、立ち読みビューワー活用法だ。【hon.jp】
問合せ先:iLearn Technologyの記事( http://ilearntechnology.com/?p=4484 )