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小学館グループの株式会社ネットアドバンス(本社:東京都千代田区)は、漢字辞典『字通』のインターネット上での提供を開始した。このサービスによりオンラインでの検索・閲覧を可能になる。
「字通」は、国内外で高く評価される白川静氏による漢字辞典。金文、甲骨文の解読結果から漢字の成り立ち、意味、造語力を体系的に知ることができるリファレンスとして信頼があり、国内外で高く評価され、研究者や漢字文化への関心が深い人々に利用されてきた。これまで、書籍版およびCD-ROM版が平凡社から発売されている。
このサービスは、『字通』を初めてWebベースの検索・閲覧サービスとして提供するもの。すでに平凡社から刊行されている書籍版・CD-ROM版のコンテンツを網羅している。検索機能としては、見出しとなっている漢字(親字)の「よみ・漢字」「部首名」「総画数」などによる検索や、漢字を構成する「部品」からの検索ができる。さらにオンラインならでは独自機能として、現存している最も古いの辞典とされる「新撰字鏡」などの古辞書に記された漢字の読みや意味からの検索することもできる。
契約形態は大きく個人契約と団体契約にわけられている。個人契約の利用料金は月額840円。公共図書館や教育機関などのアカデミック会員の利用料金は初期費用が15,750円、最大4件まで同時にアクセスができるプランが年額138,600円。企業会員の利用料金は初期費用が21,000円、最大2件まで同時にアクセスができるプランが年額163,800円だという。 団体契約の利用者数は無制限で、最大同時アクセス数に応じた価格体系となっている。
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