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一般社団法人電子出版制作・流通協議会(以下、電流協)は4月17日、「電流協アワード2020」の受賞案件を発表した。今年の大賞は、「マンガ図書館Z」とその立案・運営を行う株式会社Jコミックテラス 取締役会長 赤松健氏が受賞した。
「マンガ図書館Z」と赤松健氏が大賞に選ばれた理由は、 “マンガ図書館Zのビジネスモデルを立案し、読者のニーズである絶版になったマンガや単行本化されていないマンガを作家の許可を得て公開し、作家への還元を実現して、その運営を継続している功績が高く評価された” とのこと。
また、電流協特別賞には、プリント・オンデマンド事業の普及と推進を行う株式会社ニューブック、「BOOK☆WALKER」の海外展開を推進する株式会社ブックウォーカー、本の要約サービス「flier」を展開する株式会社フライヤー、「文春オンライン」および「文藝春秋digital」を展開する株式会社文藝春秋の4社が選ばれている。また、電流協創立10周年にあたり、長年に渡って電子出版の発展に多大な貢献をしてきた株式会社ボイジャーの萩野正昭氏に、電流協特別功労賞が授与される。
電流協アワードは、電子出版分野の制作と流通に関し、企業や団体などの優れた製品/サービス/業績/研究等について表彰することにより、電子出版市場の活性化と発展に寄与することを目的として2018年より実施しており、今回が3回目。選考委員長は植村八潮氏(専修大学教授)。
なお、過去2回は表彰式が行われたが、今回はコロナ禍により予定が公開されていない。電流協は「諸般の事情で中止となる場合があります」としている。
参考リンク
電流協公式サイト