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株式会社図書館流通センターは3月9日、運営する電子図書館サービス「LibrariE & TRC-DL」導入館に対し、一部のコンテンツを期間限定で無償提供することを発表した。新型コロナウイルス感染拡大を受けた対応。
無償提供されるタイトルは、株式会社KADOKAWA「角川つばさ文庫」など100タイトル、株式会社ヤック企画「Hir@gana Times」2018年と2019年刊行の24冊、株式会社母子保健事業団「子どもの感染症と予防接種の手引き」第4版。準備ができ次第配信予定なのが、有限会社ジェイ・リサーチ出版「小学生のための英検5級合格単語600」ほか語学系学習参考書22タイトル。いずれもマルチライセンスで、複数のユーザーが同時に閲覧できる。無償期間は4月5日まで。
図書館流通センターの「LibrariE & TRC-DL」は、78自治体275館の公共図書館へ導入されている(2020年3月現在)。2016年10月に株式会社日本電子図書館サービス(JDLS)と資本提携し、新刊小説やライトノベル・実用書などのラインアップを増強、約8万タイトル(2020年3月現在・青空文庫を除く)が提供可能になっている。また、2018年10月にはビブリオテカ社と提携、洋書150万タイトルもラインアップに加えている(記事)。
これらのタイトルを貸出可能とするには通常、導入図書館が料金を支払う必要がある。今回の特別措置はそれを期間・タイトル限定で無償としたもの。問い合わせは図書館流通センター 広報部まで。
参考リンク
図書館流通センターのお知らせ