『電気じかけのクジラは歌う』逸木裕/講談社/8月6日刊行予定 ~ 発売前作品のゲラが読める NetGalley 新着作品紹介

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 クジラ=AIと対峙せよ――! さもなくばヒトの創作は、終わる。

 発売前の本のゲラを読み、レビューを投稿して本のプロモーションを応援できるサービス「NetGalley」(ネットギャリー)の新着作品紹介です。

 書誌情報や表紙は本稿執筆時点のものであり、刊行時には変更されている可能性がありますのであらかじめご了承ください。

電気じかけのクジラは歌う

逸木裕/講談社

内容紹介

電気じかけのクジラは歌う AIの下請けとなった元作曲家に自殺した天才作曲家が残した謎は未完の新曲と“指”だった。

 『虹を待つ彼女』で横溝正史ミステリ大賞を受賞し、ますます活躍の場を広げる逸木裕による心揺さぶる音楽ミステリー!

【あらすじ】

 ヒトはもう、創作らなくていい――人工知能が個人にあわせて作曲をするアプリ「Jing」が普及し、作曲家は絶滅した。「Jing」専属検査員である元作曲家・岡部の元に、残り少ない現役作曲家で親友の名塚が自殺したと知らせが入る。そして、名塚から自らの指をかたどった謎のオブジェと未完の新曲が送られてきたのだ。

 名塚を慕うピアニスト・梨紗とともにその意図を追ううち、岡部はAI社会の巨大な謎に肉薄していく――。

 私達はなぜ創作するのか。

 この衝動はどこから来るのか。

 横溝正史ミステリ大賞受賞作家による衝撃の近未来ミステリー!

出版社からの備考・コメント

 校了前のデータを元に作成しています。刊行時には内容が若干異なる場合がありますが、ご了承ください。

※発売前の作品のため、ネタバレのレビュー投稿は極力お控えいただけますよう、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

おすすめコメント

「完全なある物を創作しようとする努力ほど、心霊を純潔ならしめるものはない」

 ルネサンス期の画家・ミケランジェロの言葉です。このように創作とは、ひらめきや人間性を必要とする、ヒト固有のものだと言われてきました。

 ですが、私達はAIが何を成し遂げてもおかしくない時代に生きています。

 もし、AIが人よりも美しい創作をできるようになったとき――私達は何のために創作をするのでしょうか?

 この作品は、こんな問いに逸木裕さんが全身全霊で向き合った作品です。

 小説家でもあり、ウェブエンジニアでもある逸木裕さんが悩み苦しんで出した答えを、どうかその目で確かめてください。

出版情報

発行形態:ハードカバー
ISBN:9784065168189
税抜価格:¥1,700 (JPY)
ジャンル:文芸小説 , ミステリー/サスペンス
刊行日:2019/08/06

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