アマゾン傘下のオーディブル、オーディオブックにテキスト表示する新サービスを著者や出版社に事前通告なしで展開

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 アマゾン傘下のオーディオブック配信サービス「オーディブル」(Audible)は、9月に始まる「オーディブル・キャプション」という新しいサービスで、朗読中にそのテキストを表示できるようにすると発表した。

 「キャプション」といっても、全文表示なので、オーディオブックと同時にEブック全文を流すのと同じだが、出版社や著者からEブック版権を取り付ける代わりに、コンピューターで自動的に「書き起こし」したものを表示するという。

 オーディブルの定期購読者や学生は無料でこの新しいサービスを利用することができ、フォントを変えたり、言葉の意味を調べたりできる。

 「オーディブル・キャプション」サービスが始まることは出版社や著者には事前に知らされておらず、おおかたの出版社はオーディオ版にキャプションをつける行為は、Eブックの提供に当たり、出版契約違反であるとさえする関係者もいる。

参考リンク

USAトゥデイ紙の記事 
https://www.usatoday.com/story/tech/talkingtech/2019/07/15/audible-let-you-read-audiobook-youre-listening/1503387001/
ロサンゼルス・タイムズの記事
https://www.latimes.com/entertainment-arts/books/story/2019-07-18/audible-text-captions-audiobook
オーディオ・キャプションの紹介映像

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About 大原ケイ 209 Articles
NPO法人HON.jp 理事。日米で育ち、バイリンガルとして日本とアメリカで本に親しんできたバックグランドから、講談社のアメリカ法人やランダムハウスと講談社の提携事業に関わる。2008年に版権業務を代行するエージェントとして独立。主に日本の著作を欧米の編集者の元に持ち込む仕事をしていたところ、グーグルのブックスキャンプロジェクトやアマゾンのキンドル発売をきっかけに、アメリカの出版業界事情を日本に向けてレポートするようになった。著作に『ルポ 電子書籍大国アメリカ』(2010年、アスキー新書)、それをアップデートしたEブックなどがある。

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