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世界中の政府や公共機関によって禁書指定された本のデータベースが公開されていると、カナダのラジオニュースサイト「News 1130」が紹介している。
一般公開され、検索可能なリストを作ったカナダのブリティッシュコロンビア大学のフロリアン・ガスナー教授によれば、既に11万8000タイトルがリストアップされ、今も継続的に増えているという。このプロジェクトは「Die Kasseler Liste」と呼ばれ、ドイツで禁書を使って再現されたパルテノンのアートにヒントを得たものだという。
焦点は、何をもって「禁書」とするかで、「何が卑猥なポルノグラフィーに当たるのかを決めるのと同じぐらい難しい」と同教授はコメントしている。議論の末、政府機関によって禁書指定された本だけでなく、学校や図書館の棚から抜き取られた本も含むことにしたという。
政府による禁書指定は中国、ロシア、ナイジェリアなどの国でまだ現実問題として残っており、東ドイツなどでかつて禁書指定された本をリストアップしようにも、公式な記録が残されていない場合もあり、困難を極めたという。
参考リンク
News 1130の記事
https://www.citynews1130.com/2019/07/07/ubc-professor-compiles-list-of-118000-banned-books/
禁書目録のサイト