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電子書店「まんが王国」などを運営する株式会社ビーグリーの子会社で小説投稿サービス「ノベルバ」を運営する株式会社ノベルバは6月10日、「待つと無料」方式を採用した商業作品の配信を開始した。
商業作品は「ラノベ」コーナーにて、5分程度で読める「エピソード」単位に分割され、横書き縦スクロール形式で提供される。「待つと無料」は、前エピソード閲覧後24時間が経過すると、次エピソードを無料で読める方式。投稿作品は従来通り、とくに制限なく無料で読める。本稿執筆時点では、双葉社のモンスター文庫とMノベルスがラインアップされている。取り扱い作品は今後拡大予定とのこと。
なお、アプリでラノベは本のアイコン、投稿作品は卵のアイコンで表現されている。今後、投稿作品から商業作品へ昇格する仕組みを検討中で、投稿作品をエピソードごとに販売できる「ノベルバ販売プログラム」の提供も予定している。小説投稿サービスが、商業作品への登竜門として機能する形へ進化していく、ということになるだろう。
ノベルバはこれまで、投稿作品をコミカライズしてまんが王国で配信する「コミカライズプロジェクト」や、投稿作品のPV数に応じて作者へ報酬を還元する「ノベルバ報酬プログラム」などを展開してきた。2018年11月にビーグリーが全株式を取得し、子会社化している。
参考リンク
ノベルバ公式サイト