小説投稿サービス「ノベルバ」で「待つと無料」の商業作品を配信開始

ノベルバ
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 電子書店「まんが王国」などを運営する株式会社ビーグリーの子会社で小説投稿サービス「ノベルバ」を運営する株式会社ノベルバは6月10日、「待つと無料」方式を採用した商業作品の配信を開始した。

 商業作品は「ラノベ」コーナーにて、5分程度で読める「エピソード」単位に分割され、横書き縦スクロール形式で提供される。「待つと無料」は、前エピソード閲覧後24時間が経過すると、次エピソードを無料で読める方式。投稿作品は従来通り、とくに制限なく無料で読める。本稿執筆時点では、双葉社のモンスター文庫とMノベルスがラインアップされている。取り扱い作品は今後拡大予定とのこと。

ノベルバ iPhone アプリ
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 なお、アプリでラノベは本のアイコン、投稿作品は卵のアイコンで表現されている。今後、投稿作品から商業作品へ昇格する仕組みを検討中で、投稿作品をエピソードごとに販売できる「ノベルバ販売プログラム」の提供も予定している。小説投稿サービスが、商業作品への登竜門として機能する形へ進化していく、ということになるだろう。

 ノベルバはこれまで、投稿作品をコミカライズしてまんが王国で配信する「コミカライズプロジェクト」や、投稿作品のPV数に応じて作者へ報酬を還元する「ノベルバ報酬プログラム」などを展開してきた。2018年11月にビーグリーが全株式を取得し、子会社化している。

参考リンク

ノベルバ公式サイト

ノベルバ(novelba)は、PC・スマホ・アプリ完全連動の小説投稿サイトです。幅広いジャンルの作品が投稿され、人工知能が読者ひとりひとりに合った作品をおすすめします。他にもランキングや検索、履歴機能などが使いやすいインターフェースで搭載。あなたの小説ライフをより豊かにしてお届けします。

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著者について

About 鷹野凌 727 Articles
HON.jp News Blog 編集長 / NPO法人HON.jp 理事長 / 明星大学デジタル編集論非常勤講師 / 二松學舍大学エディティング・リテラシー演習非常勤講師 / 日本出版学会理事 / デジタルアーカイブ学会会員 / 著書『クリエイターが知っておくべき権利や法律を教わってきました。著作権のことをきちんと知りたい人のための本』(2015年・インプレス)など。
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