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株式会社講談社は昨年末にプレオープンしていた小説投稿サイト「セルバンテス」を、2月25日に正式オープンした。セルバンテスは、投稿小説を出版しているレジェンドノベルスと同じチームにより運営される投稿サイト。ネット投稿で生まれた作品を電子書籍やリアルの紙の本で売るという流れを加速するとしている。
セルバンテスはプレオープンから約2カ月が経過しており、正式オープン当初から多数の作品を読むことができるようになっていた。また「レジェンドノベルス」でも、積極的にセルバンテスから優れた作品を発掘し書籍化。講談社内の他の部署とも連携して展開していくという。
レジェンドノベルスは、ゲーム文化を背景とした「ネクストファンタジー」と呼ぶ新ジャンル小説を主軸に置いたレーベル。RPG的世界観の作品が多いが、SF寄りものもラインナップされている。一方供給源となるセルバンテスは、ネクストファンタジーに含まれるジャンル以外にも恋愛やミステリー、エッセイなど幅広く投稿できるため、今後さまざまな方向性への発展があるものと思われる。
講談社には他に昨夏から運営している小説投稿サイト「NOVEL DAYS」(旧トークメーカー)もあり、チャットノベルの投稿や他ユーザーとコラボもできるなど高機能を謳っている。新設のセルバンテスが、今後どのように住み分けされていくのか注目したい。
参考リンク
セルバンテス
https://cervan.jp
レジェンドノベルス
http://legendnovels.jp
プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002068.000001719.html
NOVEL DAYS