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公益社団法人全国出版協会・出版科学研究所は1月26日、2025年の出版市場(推定販売金額)を発表した。紙+電子は前年比1.6%減の1兆5462億円で、4年連続の前年割れとなった。コロナ禍前の2019年比では約0.2%増で、ほぼ同規模になった。
紙
紙の出版物推定販売金額は、前年比4.1%減の9647億円で、1975年以来の1兆円割れとなった。うち、書籍は前年より2億円増の5939億円、雑誌は前年比10.0%減の3708億円。コロナ禍前の2019年比では、書籍は11.7%減、雑誌は34.2%減となる。なお、出版科学研究所による紙の推定販売金額は取次ルートのみであり、近年増加している出版社と書店の直接取引や出版社による直接販売は含まれていない。
紙の書籍
紙の書籍は4年ぶりのプラス。下半期にベストセラーが相次ぎ、返品率も31.9%と大きく改善している。
紙の雑誌
紙の雑誌は、月刊誌(コミックス・ムックを含む)が前年比8.6%減の3195億円、週刊誌が同17.9減の513億円。月刊誌の内訳は、定期誌約5%減、ムック約4%減、コミックス(単行本)約15%減。
電子
電子出版市場は前年比2.7%増の5815億円で、市場占有率は37.60%。うち、電子コミックは同2.9%増の5273億円、電子書籍(文字ものなど)は同1.5%増の459億円、電子雑誌は同3.5%減の83億円で、電子出版市場における電子コミックの市場占有率は90.7%となった。
なお、この電子の推定販売金額は「読者(一般ユーザー)が支払った金額の推計」であり、定額読み放題(いわゆるサブスク)は含まれるが、広告収入・電子図書館(電子書籍貸出サービス)・電子ジャーナルなどは含まれていない。
電子コミック
電子コミックは、コロナ禍前の2019年比で203.4%と倍増。「各ストアで大型のポイント還元や割引、期間限定の全話無料施策が活発に行われました」とのこと。
電子書籍
電子書籍は2年連続のプラス成長。「文字ものはやや伸び悩むも写真集は絶好調」とのこと。
電子雑誌
電子雑誌は再びマイナス成長。要因は「会員数の減少」とのこと。
参考リンク
プレスリリース(PDF)〈出版科学研究所(2026年1月26日)〉










