日刊出版ニュースまとめ 2023.02.07

日刊出版ニュースまとめ

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 伝統的な取次&書店流通の商業出版から、インターネットを活用したデジタルパブリッシングまで、広い意味での出版に関連するニュースをデイリーでまとめています。

【目次】

総合

「LINE BLOG、サービス終了へ」「OpenAI、AI生成テキストの判別ツールを提供開始」など、週刊出版ニュースまとめ&コラム #557(2023年1月29日~2月4日)〈HON.jp News Blog(2023年2月6日)〉

 2023年1月29日~2月4日は「LINE BLOG、サービス終了へ」「OpenAI、AI生成テキストの判別ツールを提供開始」などが話題に。広い意味での出版に関連する最新ニュースから編集長 鷹野が気になるものをピックアップし、独自の視点でコメントしてあります(ISSN 2436-8237)。政治権利者不明のドラマや動画、二次利用促進へ法改正 ※有料会員限定〈日本経済新聞(2023年1月30日)〉https://www.nikkei.com/article/DGKKZO68009080Q...

【マンガ業界Newsまとめ】ウェブトゥーンから見た日本漫画の帝王「集英社」、KADOKAWA決算発表、WT中国事情 など|2/5-88〈菊池健|note(2023年2月5日)〉

マンガ業界ニュースの週1まとめ毎週日曜更新です。動きの早いマンガ業界・Webtoon界隈のニュースを出来る限り一か所に集め、業界の方が短時間で情報を得られることを目指しています。 ――― 集英社はなぜ日本漫画の帝王なのか?先駆者たちが語るWebtoon業界の課題 集英社はなぜ日本漫画の帝王なのか?先駆者たちが語るWebtoon業界の課題10月21日から23日にかけて開催された、漫画・アニメ業界のカンファレンス「IMART2022」(...

ZHD、ヤフー・LINE 合併へ Publidia #98〈Publidia(2023年2月5日)〉

国内

電子コミックから「名作」は生まれるのか? “インパクト”重視で分業制も進む中…漫画制作の是非〈ORICON NEWS(2023年2月6日)〉

多くの人がスマホで電子コミックを楽しむ事に慣れた中、「スマホ広告」の重要度が高まっている。インパクトのあるシーンやコマで興味を引かせ、続きが読みたくなる仕掛けで作品を訴求するもので、ヒット作も多数生まれている。昨今は漫画制作の分業化が進んでおり、着実にヒットへ導くべく、物語や設定の軸をマーケティングの視点から構築するケースもあるという。一方、この手法で世代を超えて愛され、後世にまで語り継がれる...

電子コミックの伸び、急速に鈍化「成熟期に入った」 2022年の出版市場、4年ぶり前年割れ〈J-CAST(2023年2月6日)〉

2022年(1~12月期累計)の紙と電子を合算した出版市場の規模(推定販売金額)は、前年比2.6%減の1兆6305億円と、4年ぶりに前年実績を下回った。出版業界の調査・研究をする出版科学研究所(東京都新宿区)が2023年1月25日に発表した。なかでも、電子出版市場は前年までの2割前後の伸びから、22年は急ブレーキがかかり、伸び幅が一気に縮小。これまでは電子出版の伸びが紙の出版物の落ち込みをカバーし

書店が増えている!? 「行きたい本屋」から「やりたい本屋」へ〈週刊朝日〉〈AERA dot.(2023年2月6日)〉

 活字離れ、出版不況。暗いニュースが報じられる一方、小さな本屋さんが全国的に生まれている。本屋ライターで本屋のアンテナショップの店主でもある和氣正...

獲得キーワードが5倍!マンガアプリ「comico」に聞く、攻めと守りのアプリマーケティング〈MarkeZine(2023年2月6日)〉

 星の数ほどあるモバイルアプリ。アプリストアの中でいかに獲得単価をおさえてダウンロードして使ってもらうかは各社の課題だ。マンガアプリ「comico」を展開するNHN comicoは、アドウェイズの提案により、App StoreのApple Search Adsについて運用へと舵を切った。その中で、全自動マーケティングプラットフォームUNICORNを採用。開始3ヵ月で潜在キーワードを5倍にすることに成功し、成果にもつながっているという。本記事で...

社説:「ステマ」広告 消費者欺く行為を放置するな〈読売新聞オンライン(2023年2月6日)〉

【読売新聞】 ネット上で個人の感想を装って、特定の商品を宣伝する「ステルスマーケティング(ステマ)」が横行している。政府の規制の実効性をどこまで高められるかが課題となろう。 ステマは、広告主がネットの世界で影響力のある「インフルエン

令和5年度我が国アートのグローバル展開推進事業〈文化庁(2023年2月6日)〉

「文化審議会著作権分科会法制度小委員会報告書(案)」に対する意見を提出しました〈一般社団法人クリエイターエコノミー協会(2023年2月6日)〉

クリエイターエコノミー協会は、これまでも、文化庁に「簡素で一元的な権利処理の在り方」に関する意見を提出し、文化審議会著作権分科会法制度小委員会で簡素で一元的な権利処理方策と対価還元の制度化についてヒアリングも受けておりましたが、このたび、「文化審議会著作権分科会法制度小委員会報告書(案)」に対する意見を提出いたしました。 1 報告書の概要 報告書では、以下の制度の創設が示されています。 (1)...

西尾維新デビュー20周年記念ロング・ロングインタビュー 20タイトルをキーに語る、西尾ワールドの変遷(第1回)〈ダ・ヴィンチWeb(2023年2月5日)〉

2002年2月、『クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い』(講談社)で鮮烈なデビューを飾った西尾維新。以来、驚異の執筆スピードでさまざまなジャンルの小説を発表し、多くの世界を創り出してきた作家は、昨年20周年を迎えた。それを祝して、【西尾維新NEX…

「図書館は住民たちの広場」 国の蔵書介入で、元名物館長が抱く懸念〈朝日新聞デジタル(2023年2月5日)〉※有料会員限定

「拉致問題の関連本の充実を」。文部科学省は昨年、全国の公立・学校図書館へ依頼を出しました。「ライブラリー・オブ・ザ・イヤー」を受賞した図書館の館長だった嶋田学さんは、この依頼はいまの図書館の「基本」に…

マンガの博物館は不要ですか?〈日本経済新聞(2023年2月5日)〉※有料会員限定

世界から「ニッポンのマンガ、アニメ、ゲームが大好き!」ともてはやされても、権威づけがない大衆文化をどこか低く見る風潮がこの国にはある。でもメインカルチャーとサブカルチャーの違いは何? その線引きは誰がいつ決めるの?世の中のトレンドに敏感とは言いがたい日本の国会審議で、マンガやアニメの文化的な位置づけが論争の的になったのが2009年だ。発端はマンガ好きの麻生太郎首相(当時)が肝煎りで進めた「国立

「神絵が1分で生成される」 進化するAI、イラストレーターの仕事を奪うのか|オリジナル 特集〈Yahoo!ニュース(2023年2月4日)〉

文字を入力するだけで絵を出力してくれるAIサービスのリリースが相次ぎ、話題になっている。プロのイラストレーターや「絵師」と呼ばれる創作活動をする人たちにとっては、どのように影響するかがまだはっきりせ

新聞は「学級委員」になりがち PV追求は逆に読者をナメていない?〈朝日新聞デジタル(2023年2月4日)〉※有料会員限定

■記者コラム 「多事奏論」 天草支局長・近藤康太郎 新聞社系では、紙面でもデジタル配信でも、ポピュラー音楽の記事はふだんはあまり読まないようにしている。しかしこのあいだは、おもしろくて深い記事に出会っ…

「視覚障害と文学」巡り対談 マイノリティーが書く小説の可能性〈毎日新聞(2023年2月4日)〉※有料会員限定

 たとえば障害当事者といったマイノリティーが書く小説の可能性とはなんだろう。そんな問いを巡って「視覚障害と文学」をテーマに語り合うイベントが大阪市内で開かれた。登壇者は、全盲の文化人類学者で国立民族学博物館准教授の広瀬浩二郎さんと、大阪が舞台の小説を多く手がけてきた作家の柴崎友香さん。話題は大阪とい

「発禁処分を受けたと誤解される」 知られざる「不健全図書類」の実態…マンガ家ら改称熱望〈J-CAST ニュース(2023年2月3日)〉

東京都条例によって指定される「不健全図書類」をめぐり、改称を希望する声がマンガ家たちを中心に上がっている。指定された図書類は、東京都内の18歳未満の青少年に対し販売や貸付けなどをすることを禁じられている。実際に自著が不健全図書に指定されたマンガ家は、18歳以上の成人への販路も激減するなど発売頒布禁止処分(発禁処分)に近い扱いを受けていると訴える。危機感を抱いたマンガ家のうち2人は2023年2月2日

世界

OpenAIのCEOが見据える、検索を「超えたはるかその先」にあるChatGPTの未来〈CNET Japan(2023年2月6日)〉

「ChatGPT」を開発するOpenAIの最高経営責任者(CEO)はForbesとのインタビューの中で、自分が関心を寄せているのは、検索を「超えたはるかその先」だと述べた。

デマサイトへの広告、グーグルが仲介を独占…非英語圏で排除に遅れ〈読売新聞オンライン(2023年2月5日)〉

【読売新聞】 デマや 誹謗 ( ひぼう ) 中傷を招く内容を発信するサイトが乱立する要因として、そこに表示されるネット広告の存在が指摘されている。注目を集めてクリック数を稼げば、運営者が広告収入を得られるためだ。実はこうしたサイトに

イベント

文化審議会著作権分科会(第66回)〈文化庁(オンライン)/2月7日〉

第22期第3回文化審議会著作権分科会として、文化審議会著作権分科会(第66回)を下記のとおり開催いたしますので、お知らせします。

オンラインモール利用事業者向けオンラインセミナー「透明化法の運用状況と出店者が気をつけたい法律知識(商標権)について」〈経済産業省(オンライン)/2月10日〉

デジタルプラットフォームを利用する事業者の相談に応じ、解決に向けた支援を行うための相談窓口です。

ジャパンサーチAPIハッカソン「ミュージアム、図書館、地域で使えるサービスを作ろう!」〈ジャパンサーチ(オンライン)/2月11日・19日〉

SPARC Japan セミナー2022「電子ジャーナルの転換契約とAPC問題で変わるオープンアクセスの現状と課題」〈SPARC Japan(オンライン)/2月17日〉

SPARC Japanは,我が国の学協会等が発行する英文学術論文誌の電子ジャーナルを支援することを通じ,学術コミュニケーションの変革を目指します。

友利昴×沢辺均「その著作権、エセじゃないですか?」〈版元ドットコム(オンライン)/2月18日〉

海外マンガ交流部会 第15回公開研究会「『ビランジ』と日本のマンガ研究」「ベルギーBDとはなにか」「イスラエルのマンガ事情」〈日本マンガ学会(オンライン)/2月18日〉

本の校閲オンライン講座「デジタル時代に生きる校正のこころ」講師:大西寿男〈毎日文化センター(オンライン)/2月21日〉

毎日文化センターオンライン講座 NHK【プロフェッショナル~仕事の流儀】出演!校正者 大西寿男さんが語る「校正のこころ」

報告:阪本博志(帝京大学)「大宅壮一が遺したもの」〈日本出版学会 雑誌研究部会(オンライン)/2月24日〉

「大宅壮一が遺したもの」  報 告:阪本博志(帝京大学)   日 時:2023年2月24日(金) 19時00分~20時30分(予定) 場 所:オンライン開催(Zoom) 参加費:無料 定 員:100名 申込先:https://forms.g

国立国会図書館デジタルコレクションのリニューアル〈日本電子出版協会(オンライン)/2月28日〉

報告:石田あゆう(会員・桃山学院大学社会学部教授)「雑誌出版とジェンダー:『婦人文藝』主宰者としての神近市子を中心に」〈日本出版学会 関西部会(オンライン)/3月4日〉

「雑誌出版とジェンダー  :『婦人文藝』主宰者としての神近市子を中心に」  報 告:石田あゆう(会員・桃山学院大学社会学部教授)   日 時:2023年3月4日(土)14時30分~16時00分(開場:14時15分) 場 所:オンライン開催(

10代のマンガと読書フォーラム 座談会「ヒットマンガの裏側と読書」〈JPIC 一般財団法人 出版文化産業振興財団/3月4日〉

集英社少年ジャンプ+編集部林士平さん、講談社週刊少年マガジン原一仁さん、進行のサンキュータツオさんに...

海外マンガ交流部会 特別講演会「フランス語圏コミックス研究」〈日本マンガ学会・専修大学現代文化研究会共催/3月5日〉

海外マンガ交流部会 特別講演会「フランス語圏コミックス研究」 - 日本マンガ学会

読書のバリアフリーを進める 「アクセシブルライブラリの開発経緯および現状と課題」「出版・図書館における「読書バリアフリー法」対応の現状と課題(その2)」「ABSCの設立に向けて」〈日本出版学会 出版アクセシビリティ研究部会(オンライン)/3月8日〉

「読書のバリアフリーを進める」  2019年6月の「視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する法律」(読書バリアフリー法)の施行から約4年、2020年7月の国の「視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する基本的な計画」(読書バリアフリー基本

本屋サミット2023 in 大阪府立中之島図書館〈大阪府立中之島図書館/3月11日〉

近年、活字離れが叫ばれて久しい中、それでも私たちは毎日の生活の中で「本」を手放せないでいます。電子書籍やネット通販は便利で魅力的ではありますが、やはり実店舗で手に取って本を選びたい。そんな方も多いのではないでしょうか。私たちと「本」をつないでくれている本屋さん。その現状と未来について考えるため、モデレーターに梅田 蔦屋書店の北田博充氏をお迎えし、本屋の“リアル”をトークセッション形式で掘り下げてい...

第190回月例会「公益財団法人 大宅壮一文庫:雑誌図書館としての活動と雑誌記事索引の作成から検索まで」〈三田図書館・情報学会(オンライン)/3月11日〉

第18回レファレンス協同データベース事業フォーラム「レファ協で出会う専門図書館―そのディープな魅力に迫る―」〈国立国会図書館(オンライン)/3月22日〉

2023年4月月例研究会「これからの学術情報システムのメタデータ収集・作成方針 : 「流通」を前提としたメタデータの整備に向けて」〈日本図書館研究会情報組織化研究グループ(オンライン)/4月15日〉

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出版ニュースまとめ&コラム2016[増補改訂版]デジタル化の荒波を乗り越える道しるべに。編集長・鷹野凌が毎週配信しているニュースまとめ&コラムの2016年分を1冊にまとめました。2023年1月20日、紙版と電子版を同時発売。直営ショップで購入いつもの書店で購入【紙版】 BCCKS / Amazon [書店様向け] BookSeller【電子版】 BCCKSFeatures特徴 年始の予想と検証雑誌のウェブ化が進む新書や文庫がデジタルファー...

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