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春秋社の“トイレットペーパー”書籍が人気(2005年03月14日)
人文書専門の出版社・株式会社春秋社(本社:東京都千代田区)が2週間前に発売した“トイレットペーパー”書籍が人気だ。
話題となっているのは、一般的なトイレットペーパーのロールに印刷された『建築する身体』(著:荒川修作+マドリン・ギンズ)で、昨年発売された同名の書籍から抜粋・要約された3,000文字相当を繰り返し掲載。もちろん、普通のトイレットペーパーとしても使える。
春秋社の編集部によると、同トイレットペーパーは著者である荒川氏の発案によって商品化されたもので、書籍ではなくあくまでも“オブジェ”であるとのこと。すでに東京都や大阪の大手書店の店頭では書籍と並行して販売が開始されており、東京・池袋のジュンク堂などでは店頭だけにとどまらず、店舗内の全トイレにも常備されているとのこと。編集部によると、要約しか印刷できなかったのは「輪転機を使った印刷であるため限界があった」のが理由だった模様。また売れ行きについては「1人で108個まとめ買いする人もいる(同談)」ほどの好調ぶりで、オブジェとして鑑賞用に購入する人も多いとのこと。
なお、この商品の価格は書店店頭では1個350円で、春秋社のホームページでも2個1,000円(発送費・梱包費込み)で購入できる。
【関連リンク】
春秋社のトイレットブック『建築する身体——「命」って、建築できるの?』商品紹介ページ