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【編集部記事】米国の図書館業界ニュースレター誌サイト「Library Journal」によると、米カンザス州が電子書籍プラットフォームベンダーの切り替えに際し、旧電子書籍ファイルの所有権を主張している模様。
記事によると、カンザス州立図書館は、システム運用費に関する交渉が決裂したため、現在の電子書籍プラットフォーム提供会社であるOverDrive社(本社:米国オハイオ州)との契約を年内一杯で打ち切り、3M Library Systems社(本社:米国ミネソタ州)のシステムに切り替えることを決定。しかし決定後、旧システムから新システムへ電子書籍ファイルが引き継げないことを発覚し、旧システムで支払った568,000ドル(約4,500万円)相当の電子書籍取得代金は「ライセンス料」ではなく「購入代金」であるとし、米OverDrive社に対して民事訴訟を起こす準備をしている模様。
カンザス州側は過去OverDrive社と交わした契約書の文面に、ベンダー変更後も「電子書籍ファイルの移行」を約束する条項が含まれている、と主張しているとのこと。【hon.jp】
問合せ先:米Library Journalの記事( http://www.libraryjournal.com/lj/home/891052-264/kansas__state_librarian_argues.html.csp )