米カンザス州立図書館と米OverDriveが金銭交渉で紛糾、電子書籍貸し出しシステムの管理手数料が7倍に

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【編集部記事】Library Journal誌によると、電子書籍ディストリビューター大手のOverDrive社(本社:米国オハイオ州)とカンザス州立図書館が現在、電子書籍貸し出しシステムの管理手数料の額について紛糾している模様。

 記事によると、OverDrive側とカンザス州立図書館側のシステム運用に関する契約更新年を迎えており、前者が2006年に締結した現行契約の時よりシステムトラフィックが10倍に増えたことを理由に、年間管理費の大幅引き上げを要求。現行10,800ドル/年を段階的に引き上げ、3年後には約7倍の75,000ドル/年になるよう段階的に引き上げるよう要求しているとのこと。

 図書館側は「当館の予算は26%カットされていて、支払うことができない。全く納得できない金額だ」として真っ向から対立。厳しい交渉が続いている。現契約は2011年12月で失効するため、もし同社との契約を打ち切った場合、プラットフォームとこれまでに蓄積したコンテンツが使えなくなる恐れもあるという。【hon.jp】n

問合せ先:Library Journal誌の報道( http://www.libraryjournal.com/lj/newslettersnewsletterbucketljxpress/890089-441/kansas_state_librarian_goes_eyeball.html.csp

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