「マラー報告書」をPOD印刷するエスプレッソ・マシーンがフル回転

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 黒塗り箇所の目立つ改定版ながら、ようやく公開された「マラー報告書」(ロシアが米大統領選挙に介入し、ドナルド・トランプを有利にしたかどうかの調査)はネット上で誰もが読めるが、ボストン郊外のハーバード大学の生協では、PODの本として需要が殺到、これを印刷するエスプレッソマシーンが大活躍している、とボストン・グローブ紙が報じている。

 2年がかりでトランプ選挙本部とロシアの関係を調査し、それをまとめたマラー報告書では「協力した」証拠こそなかったが、調査の妨害に関しては「シロとは言えない」と結論づけている。プリント版は448ページ、18.95ドル。

 アマゾンなどでもプリント版はあるが、まだ「予約」段階で、発送には2週間ほどかかるだろうとのことだ。ハーバード大のロースクルールの教授でトランプ擁護派のアラン・ドーショウィッツが寄せるコメント付きの本も、予約が殺到している。

参考リンク

パブリッシャーズ・ウィークリーの記事
https://www.bostonglobe.com/metro/2019/04/18/harvard-book-store-already-printing-and-selling-copies-mueller-report/6KvhuKFst9yAZnXROLUw6N/story.html

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About 大原ケイ 165 Articles
NPO法人HON.jp 理事。日米で育ち、バイリンガルとして日本とアメリカで本に親しんできたバックグランドから、講談社のアメリカ法人やランダムハウスと講談社の提携事業に関わる。2008年に版権業務を代行するエージェントとして独立。主に日本の著作を欧米の編集者の元に持ち込む仕事をしていたところ、グーグルのブックスキャンプロジェクトやアマゾンのキンドル発売をきっかけに、アメリカの出版業界事情を日本に向けてレポートするようになった。著作に『ルポ 電子書籍大国アメリカ』(2010年、アスキー新書)、それをアップデートしたEブックなどがある。
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