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オランダの印刷所(Roto Smeets Deventer、Roto Smeets Weert、Senefelder Missetなど)を傘下に持つサークル・メディア・グループが、倒産申請を発表した。2018年に紙のコストが15〜20%高騰したにも関わらず、注文はその倍ぐらい減少し、昨年後半から事業が立ちいかなくなったと報告している。
サークル・メディア・グループはアムステルダムに本社を置くヨーロッパ有数の印刷・メディアサービス企業で、同社全体で約1000人の従業員がいる。だが、オランダでは解雇に関する労働法が改定され(解雇手当が約3倍になり、分割払いができず一括前払いで支払わなくてはならなくなった、など)、従業員に納得してもらえるリストラクチャリング(事業再構築)もできず、今回の措置となったとのこと。倒産申告後は、新しい倒産法に則って事業の縮小を最小限に抑えたいという。
同じサークル・メディア傘下のマーケティング会社や、ベルギーのCorello Printing、その他オーストリア、ドイツ、スペイン、ハンガリーにある印刷会社には影響はないという。
参考リンク
サークル・メディア・グループのリリース
https://www.circlemediagroup.com/news/circle-media-group-files-bankruptcy-dutch-printing-companies
www.circlemediagroup.com