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2013年にいったん“離党”したカナダの海賊党のリーダーが、Ebook.bikeというサイトを立ち上げ、北米を中心に著者の気持ちを逆なでしている。
海賊党のトラヴィス・マクレエのような活動家は世界中におり、もちろんその中にはインターネット上の情報の透明性、プライバシー、言論の自由、反腐敗を目標に掲げたり、マクレエのように著作権法の改定と、情報の無料シェアを目指して活動している者もいる。
Ebook.bikeのサイトでは、無料で検索、DRMなしの好きなフォーマットでEブックをダウンロードでき、SimilarWebの統計では毎月100万以上のアクセスがある。もちろんマクレエが著者から許諾したのではなく、著者や出版社から反感を買っている。
それどころかツイッターで抗議の声を挙げる著者に対し、わざと炎上させるような「トロール」として回答をし、さらにサイトへのアクセスを促している。マクレエの言い分は、自分のサイトはユーチューブのような単なるプラットフォームで、1988年成立のデジタルミレニアム著作権法(DMCA:Digital Millennium Copyright Act)の元に守られているという主張だ。
さっそくイギリスのジョアン・ハリスのように、法廷を通してこのサイトの閉鎖を呼びかける著者も現れた。
参考リンク
著作権関連ニュースTorrentFreakの記事
https://torrentfreak.com/former-pirate-party-leader-trolls-authors-to-push-traffic-to-ebook-site-190306/
英The Booksellerの記事