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米国カリフォルニア州の公立図書館などが中心となって運営されているデジタル図書館普及団体「Califa Digital Library Consortium」は現地時間16日、同団体に加盟している図書館の利用者向けに電子書籍やオーディオブックの無料ダウンロードサービスを開始した。
今回オープンしたのは「Califa Digital Book Download Center」と呼ばれるサイトで、加盟図書館(パロアルト市立図書館、コントラコスタ群図書館など)の図書館カードを持っている一般利用者に限り、電子書籍を無料ダウンロードできるようになっている。ダウンロードできるのは加盟図書館が所蔵登録している電子書籍やオーディオブックで、小説からビジネス書など商用で販売されている電子書籍タイトルが多数含まれている模様。
Califa側の説明によると、今回のサービスは電子書籍の“提供”ではなくあくまでも“貸し出し”であり、各電子書籍はダウンロード後、返却期限日に到達すると自動的にユーザーが閲覧できなくなる時限式の仕掛けになっているという。このような仕組みを採用することで、従来のように利用者自身がわざわざ図書館まで出向いて返却する手間が省けるとのこと。
なお、この「Califa Digital Book Download Center」サイトは米国の電子書籍流通会社OverDrive社のサーバーを使って運営されている。
【関連リンク】
「Califa Digital Book Download Center」サイト
http://califa.lib.overdrive.com/
本件に関するプレスリリース(英文)