JEPA 30年の歴史がわかる『電子出版クロニクル 増補改訂版』のPDFが無料公開

電子出版クロニクル

 一般社団法人日本電子出版協会(JEPA)は7月19日、同団体が2018年2月に発行した『電子出版クロニクル 増補改訂版 ~ JEPA 30年のあゆみ ~』のPDFを公式サイトで無料公開した。

 この本は、2009年に刊行された『電子出版クロニクル』に、2016年までの情報を付加して増補改訂版としたもの。2009年版とは構成が変更されているが、2009年版に掲載された記事は原則としてそのまま収録されている。目次は以下のとおり。

目次

刊行のことば (金原俊)
刊行のことば(初版) (関戸雅男)
『日本電子出版協会』設立の趣旨

■ JEPA創設 1986年

新たな志をもってメディアの大海原へ (前田完治)
思い出深い、1986年 (大高利夫)
旗揚げから (坂本 尚)

■ 黎明期 1986~1991年

CTSの夢 (野村虎之進)
CD-ROMと和同開珎 (三瓶 徹)
電子広辞苑 誕生物語 (吉田安孝/坪倉 孝)
EPWING発進 (坪倉 孝)
電子ブックと電子ブックコミティーの思い出 (長谷川秀記)
電子辞書事始 (関戸雅男)

■ 花咲くマルチメディア時代 1992~1996年

ボイジャーの挑戦 (萩野正昭)
マルチメディアCD-ROM『LULU』 (前田俊秀)
電子メール新聞からWebニュースへ (小川 亨)
史上初の読書端末「デジタルブック」 (西田克彦)
電子書店ことはじめ (天谷幹夫)
農と食の「ルーラル電子図書館」 (小林 誠)
コラム:World Font CD

■ 電子書籍へのアプローチ 1995~2002年

読み物電子化への挑戦 ――「新潮文庫の100冊」と「新潮ケータイ文庫」 (村瀬拓男)
「やらなきゃ、やられる」 ――電子文庫パブリの誕生まで (細島三喜)
1999年、iモード辞書のはじまり (山田 蕃)
外字問題の解決「今昔文字鏡」(黒田信二郎)
「百科空間」構築とその社会的共有を目指す ジャパンナレッジ (鈴木正則)
コラム「JepaX」

■ インターネット、ケータイの時代 2003~2008年

携帯電話向け総合電子書籍ビューア「BookSurfing」 (川上陽介)
オーディオブック市場の形成について (野村香久)
出版資産のデジタル化 (鈴木道典)
自社発行による「看護医学電子辞書」 (金原 俊)
読書端末あれこれ(改訂版)(下川和男)

■ 電子出版市場の幕開け 2009年~

Google Books事件がもたらしたもの (松田政行)
電子出版関連の標準化動向とJEPAの活動 (下川和男)
電子書籍市場の動向 (落合早苗)
「理想の図書館」としての電子図書館 (松田真美)
著作権法改定の経過と電子書籍 (村瀬拓男)
コミック文化を支える メインプラットフォームに進化 (堀 鉄彦)
電子出版のアクセシビリティ (岡山将也)

■ 電子出版関連年表

 なお、本書の紙版は、定価1600円+税。ISBN978-4-9904404-2-8。

参考リンク

電子出版クロニクル(日本電子出版協会)
http://www.jepa.or.jp/jepa/chronicle/

投稿者: 鷹野凌

フリーライター/ブロガー。NPO法人日本独立作家同盟 理事長。明星大学/実践女子短期大学 非常勤講師(デジタル出版論/デジタル出版演習/デジタル編集論を担当)。出版学会員/デジタルアーカイブ学会員。主な著書『クリエイターが知っておくべき権利や法律を教わってきました。著作権のことをきちんと知りたい人のための本』(インプレス・2015年)