ブラジル最高裁が「電子書籍の付加価値税は紙書籍と同じようにゼロであるべき」と判断、数ヶ月以内も法改正される公算

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【編集部記事】米国の電子書籍ニュースサイト「The Digital Reader」によると、ブラジルの最高裁が今週、電子書籍の付加価値税は紙書籍と同じようにゼロであるべきとの判断を下したとのこと。

 ブラジルは従来、海外から輸入される電子機器に重い関税をかけており、AmazonやKoboなどの電子書籍端末もその影響で高価格となっている。2013年頃から出版業界からの要請を受け、電子書籍を2004年から非課税となっている紙書籍と同一視するかという新しい問題が議会内で浮上し、海外製の電子書籍端末の輸入関税についても並行して議論されてきた。今回の最高裁の判断では後者についても引き下げるべきとの言及があった模様。

 これを受け、数ヶ月以内にも議会側が法改正に踏み切り、電子書籍コンテンツ・ハードウェアの両面で、同国内における購入価格がいっきに下がる公算が高くなったとのこと。【hon.jp】

問合せ先:「The Digital Reader」の記事( http://the-digital-reader.com/2017/03/14/brazil-cuts-import-duties-ereaders-drops-taxes-ebooks/

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