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公益社団法人全国出版協会・出版科学研究所は10月24日、「出版指標マンスリーレポート」2025年10月号で2025年9月期の販売概況を発表した。また、3月から6月の雑誌データについて、再検証の結果、修正が行われた。
概況
2025年9月期の紙書籍雑誌推定販売金額(本体価格)は936億5200万円で前年同月比1.8%減、書籍は597億3100万円で同1.0%増、雑誌は339億2000万円で同6.5%減。雑誌の内訳は、月刊誌が同6.9%減、週刊誌が同4.3%減。返品率は、書籍が同1.6ポイント減の29.3%、雑誌は同0.9ポイント減の41.2%。
書店店頭での売れ行きは、書籍が約2%減で、文芸約3%増、文庫本ほぼ前年並み、ビジネス書約2%増、学参約3%減、児童書約8%減、新書本約7%増。雑誌は定期誌が約4%減、雑誌扱いコミックスが約19%減、ムックは約2%減。その他の詳細は、誌面をご確認いただきたい。
再検証で修正された雑誌の推定販売金額は、3月が386億9600万円から396億4400万円、4月が299億1000万円から312億7400万円、5月が247億8000万円から241億7900万円、6月が313億9000万円から322億5100万円に、それぞれ修正された。これに伴い書籍雑誌の各月合計や1~3月・4~6月・1~9月の累計も修正されている。HON.jp News Blogの過去記事は、修正があった旨のみ記載させていただく。
なお、出版科学研究所による紙書籍雑誌推定販売金額は取次ルートのみで、近年増加している出版社と書店の直接取引や出版社による直接販売は含まれていない。雑誌にはコミックスの約9割が含まれる。また、電子出版市場は1月と7月の年2回発表される。
推移グラフ
書籍雑誌
書籍
雑誌
出典
出版指標マンスリーレポート









