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公益財団法人大宅壮一文庫は3月9日、雑誌図書館「大宅壮一文庫」の記事索引検索データベース「Web OYA-bunko 会員版」の個人向け無料トライアルと、コピー資料自宅取り寄せサービスの提供を、期間限定で開始した。新型コロナウイルス感染拡大を受け、在宅勤務が増えていることへの対応。
大宅壮一文庫は、評論家・大宅壮一の雑誌コレクションを引き継ぎ、明治時代以降130年あまりの雑誌1万2000種類80万冊を所蔵している図書館。Web OYA-bunkoは雑誌記事の索引539万件をデータベース化、教育機関や公立図書館に提供しているほか、大宅壮一文庫の賛助会員向けにも提供している。通常は会費と別に、索引表示1件につき20円の利用料がかかる。
従来、法人向けには1カ月間の無料トライアルを提供していたが、今回の施策は個人でも無料トライアルができるというもの。自宅のパソコンやスマートフォンから雑誌記事検索が可能となる。資料配送やFAX送信サービスは有料。実施期間は3月31日までの予定。トライアル用アカウントの申込み方法は、大宅壮一文庫のお知らせを参照のこと。
[以下3月26日更新]上記テレワーク支援を4月26日まで延長するとの発表があった。なお、大宅壮一文庫そのものは3月31日まで臨時休館となっており、来館サービス以外のみ提供している。[更新ここまで]
なお、大宅壮一文庫は財政難に陥っており、パトロネージュ(フランス語で支援・後援・激励を意味する)を募っている。呼びかけ人の代表はデヴィ・スカルノ氏。
参考リンク
大宅壮一文庫のお知らせ
https://www.oya-bunko.or.jp/tabid/165/Default.aspx?itemid=486&dispmid=406
大宅文庫パトロネージュ